あの時このひと言


 「試合で世界各国を回るが、在日同胞が応援してくれる日本は特別。まるで祖国にいるかのような熱い声援に力が湧く」(4月23〜5月6日、大阪で開かれた世界卓球選手権の女子団体戦に出場した朝鮮のキム・ヒョニ選手=21。女子団体は銀メダルに輝いた)

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 「民族教育を受けたことのない私にとって、同胞同士で同じ舞台に立ったこと自体が貴重な体験となった。…今回の出演者との出会いを大切にし、同胞だけの室内楽も行っていきたいと思っている」(若手の同胞演奏家が本名で活躍する場を提供し、才能を発掘、育てようという「セセデコンサート」に出演したバイオリニストの申愛聖さん=25)

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 「歴史の事実をゆがめることがまかり通っていることが許せない。日本は私たちが死ぬのを待っているのかもしれないが、悔しくて死ぬにも死にきれない。あったことをなかったと言うのはどういうことか」(文部科学省が「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史わい曲教科書を検定合格させたことに抗議するために訪日した日本軍性奴隷被害者の金恩禮さん=75。1日、東京で開かれた集会で)

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