同胞コミュニティー東西南北

民族音楽の新しい境地を

金剛山歌劇団器楽部「ヒャン」


昨春東京で行われたライブ「ヒャン」

ここに注目!

◆次回ライブは7月、東京(14日)と長野(21日)で
◆同世代に聞いてほしい

 「ヒャン」は、金剛山歌劇団器楽部の若手メンバーによる音楽グループです。20、30代の民族楽器、洋楽器奏者10余人が「新しい音楽作りをしよう」と立ち上げました。本公演とは別に、ライブハウスなどで活動しています。

 初ライブは1997年8月、東京都内のライブハウスで行いました。カヤグム、ソヘグム、チャンセナプの独奏や、チャンゴ、ケンガリ、プク、チンでサムルノリを披露するなど、民族楽器をメインにした公演でした。

 昨春の2度目の公演は、「新しい境地を開こう」と朝鮮民謡とジャズ、民族楽器と洋楽器の融合など、ジャンルを越えた音楽作りにチャレンジしました。

 例えば、カヤグム独奏「アリラン―ヒャンバージョン―」は、慶尚道の尚州アリランと江原道アリランをベースにした民謡をジャズ風にアレンジし、ピアノ、ベース、ドラムなどの洋楽器を交えて演奏しました。また、チャンセナプでバッハの「G線上のアリア」を披露しました。

 この7月、3回目のライブ「ヒャン3」を東京(14日、渋谷・QUON)、長野(21日、ホテルブエナビスタ)で開きます。

 前回のライブは券も完売し、盛況でした。観客は比較的若い世代が多かったのですが、皆、「新しい何か」を期待しているのではないでしょうか。その期待に応えるべく、今回も殻を破った新しい音楽作りに挑戦し、民族音楽の「新しい表情」を見せたいと思っています。

 昔、金剛山歌劇団が行く先々には、チャンダン(朝鮮のリズム)に合わせて楽しそうに踊る同胞の姿がありました。時代が変われど、同胞の心を開き、心に溶け込める音楽作りが私たちの使命だと思っています。

 普段、朝鮮の音楽や楽器に触れる機会の少ない同世代の同胞がたくさん来てくれれば、と思っています。(メンバー一同、公演事務局TEL  090・6343・8658)

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