同胞コミュニティー東西南北

外国人学校の地位向上目指す

兵庫県外国人学校協議会

ここに注目!

◆政府などに助成金要請
◆今後も子ども同士の交流
◆全国的なネットワークへ

 兵庫県下の各外国人学校には、40余ヵ国の国籍を持つ子どもたち3600余人が通っています。

 本協議会は1995年の阪神淡路大震災を機に、兵庫県下にある16の外国人学校(7法人)が震災被害からの復興、さらに日本における外国人学校教育発展のために互いに協力していこうと、震災から半年後の7月、全国に先駆け設立されました。

 本協議会ではこれまで、運動会と音楽会、美術展覧会をそれぞれ2回ずつ催し、外国人学校の子ども同士が交流を深めるのはもちろん地元市民からも好評を博してきました。また、地元の日本学校との交流会、県議会議員との歓談会なども積極的に行ってきました。

 国連をはじめ政府や県、市に対して外国人学校の地位向上を訴える様々な要請活動も積極的に行っています。

 最近も協議会の林同春会長をはじめとする各外国人学校の代表が17日に県、16日には神戸市を訪れ、私学並みの公的支援の実施を求める要望書と、外国人学校への助成金の増額、保護者補助金制度の制定を求める要望書をそれぞれ提出しました。

 私たちはこれからも外国人学校の地位向上のため、市や県、日本政府に働きかけていきます。

 また国籍、民族、文化、宗教の異なる子どもたちが触れ合いながら豊かな精神を育めるよう取り組んでいきたいと思います。引き続き、外国人学校同士はもちろん地元の日本学校ともイベントをたくさん催し、子どもたち同士の交流を深めていく予定です。

 東京、横浜、大阪などでも私たちのような運動が始まっていると聞いていますが、今後は互いに連携を取り合って全国的なネットワークを広げていきたいと思います。(朴成必事務局長)

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