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「朝鮮学校を支える会」結成

「1条校」に準じた扱いの実現を

 福岡・北九州市で「朝鮮学校を支える会」が結成された。18日、市内で設立総会が開かれ、会長に服部弘昭弁護士が選出された。

 昨年6月に日本市民と同胞による発足会を結成し、1年間にかけて準備を進めてきた。この間、民族教育シンポジウムや朝鮮学校の授業参観、市議会議員との交流会を開き朝鮮学校への理解を求める一方、朝鮮学校を財政的にバックアップする「一口1000円運動」も進めてきた。

 現在、福岡県は九州朝高、北九州初中に対して国際交流、施設整備を対象にそれぞれ年間200万円の教育助成を実施しているが、私立学校に比べれば比較にならない額だ。

 今後、「支える会」では、@福岡県、北九州市に対して学校教育法に定める「1条校」に準じた取り扱いを要求A市民への啓発活動B朝・日学校の交流促進C朝鮮学校への資金援助――など、市内にある九州朝高、北九州初中、小倉朝鮮幼稚園を支援する活動を進めていく。会員を対象にした朝鮮語講座、飲食店の割引サービスも実施し、1年後に2000人、5年後には1万人に会員を増やす計画だ。【小倉分局】

幼・初中高初の合同運動会、神奈川初中高

創立50周年みんなで祝う

 創立50周年を記念する神奈川朝鮮初中高級学校(横浜市)の運動会が20日に行われ、付属幼稚班の園児を含めた児童・生徒408人が参加。約1300人の父母でにぎわった。

 幼稚班の園児、初中高級学校の全児童・生徒がともに参加する運動会は今回が初めて。初級部と高級部の児童・生徒が一緒に手をつないで競技に出場するなど、学年の枠を越えて参加できるプログラムが多く盛り込まれた。なかでも、全児童・生徒が出場した組み体操「学校創立50周年記念を輝かせよう」は、テーマもさることながら、最も熱心に練習したプログラムだけに、訪れた人々に大きな感動を与えた。例年の運動会に比べ参加者も多く、「みんなで楽しめた」と初の試みは大好評だった。

 今後、学校創立記念行事の一環として初中高級部でのフェスタを開催する予定だ。

米が金剛山事業妨害

朝鮮中央通信論評

 5月22日発朝鮮中央通信は、米ブッシュ新政権が金剛山観光事業を破たんさせようとする露骨な策動を繰り広げていることと関連し、次のように論評した。米新政権はまず、南朝鮮から北に入る資金が軍事目的に利用されているとのうわさを流している。また金剛山事業をはじめ北南間で行われている経済協力に直接介入したり、それらを妨げる策動を行っている。しかし金剛山事業は、朝鮮民族の和解と団結、民族大団結に寄与するもので、かりにこの事業が中断したり破たんした場合、その全責任は米国とその追従者が負うことになるだろう。

スロバキア外務省、中国代表団が訪朝

 スロバキア共和国外務省代表団(団長=ヤン・ショート総局長)が5月26日、朝中国境河川運航協力委員会第40回会議に参加する中国側代表団が22日、それぞれ平壌に到着した。

  一方、パキスタン・イスラム共和国を訪問する朝鮮人民軍空軍代表団(団長=呉琴鉄空軍司令官)が26日、平壌を出発した。

平壌で国際武道競技第1回総会

 国際武道競技委員会第1回総会が23日、平壌で開幕し、同委委員長の崔泓熈・国際★(足へんに台)挙道連盟総裁、同委のメク・ハブ議長、ロシア、カナダ、オーストラリア、マレーシア、米国、モンゴル、カンボジア、トルコ、朝鮮など各国の代表団と代表らが参加した。また康能洙文化相、朝鮮武術連盟の黄鳳英委員長、体育指導委員会の張雄副委員長が参加した。

 開幕式の後、第1会議が行われ、同委員会の規約に関する審議の決定、委員会の指導メンバーの補選など、上程された一連の議題を討議した。

強制連行報告書発表

徒対委、愛知・半田製作所

 朝鮮の「従軍慰安婦・太平洋戦争被害者補償対策委員会」は22日、「日本中島飛行機株式会社半田製作所で働かされた朝鮮人強制連行犯罪に関する真相調査報告書」を発表し、日本政府に資料の公開と関係者の処罰、被害者への国家的謝罪と補償を求めた。

 報告書は、愛知県朝鮮人強制連行真相調査団との連携のもと、半田製作所に強制連行された朝鮮人の名前が記入されている「被保険者名簿」の生存者とその遺族を新たに捜し出し、日本の朝鮮人強制連行犯罪の一端を資料的に立証したもの。

「靖国神社」参拝に反対

中国外務次官

 中国の中央人民放送によると、中国の王毅外務次官は17日、駐中日本大使を外務省に招き、日本側の「靖国神社」参拝問題と関連した中国側の立場を示した。王次官は、「靖国神社」は日本の海外侵略の象徴であり、現在もA級戦犯をまつっていると指摘、参拝に強い反対の意思を表明した。朝鮮中央通信が伝えた。(以上朝鮮通信)

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