出会い−民族結婚・・・同胞結婚相談所がサポート(10)

幸せな家庭を再び

対面時間は初婚者の2倍

再婚−金、李さん夫妻の場合


 最近の世相を反映してか、各地の結婚相談所には再婚を希望する人も訪れる。再婚者同士で意気投合し結ばれることももちろんある。関西地方に住むサラリーマンの金茂男さん(48)、李智美さん(42)夫妻のケースもそうだ。

 相談所の主催するお見合いで知り合った二人は、すぐに意気投合し、短い交際期間を経て結婚した。

 日本学校出身者であるなど、互いの境遇が似ていたことなどが、交際を深める引き金になった。

 もちろん、う余曲折がなかったわけではない。お互い多感な時期の子供を抱えていた。子供どうしが仲良くやっていけるかどうか、互いの連れ子がなついてくれるかどうか、などと心配しないわけではなかった。しかし、そういう問題を乗り越え、2人はゴールイン。ささやかながら結婚式もあげた。子供たちも祝福してくれた。

 2人が知り合うきっかけとなったチョンシルホンシルマッチングシステム。全国の会員の中からふさわしい相手を選び、定期的に紹介する。気に入った人がいれば、スタッフが互いのコンタクトをとり見合いをセッティングする。意気投合すれば交際が始まる。

 また、「出逢いのパーティー」などのイベントでも、再婚者を対象にしたものが企画されている。

 再婚者の場合、2度と失敗したくないとの思いもあって、初婚者にくらべ、真剣さの度合いも違ってくる。女性の場合はほとんどが子供を抱えているので、夫になる人は同時に、「子供の父親になってくれる人」を望む。再婚する際には人一倍考えるという。

 男性の場合は、老後をともに過ごしてくれる人、もう一度幸せな家庭を築きたい、などの思いから再婚を希望する人が少なくない。

 そういったことから相談所側では、互いをより良く知ってもらうために、じっくり話しあう時間を設けている。「パーティー」の時間は初婚者の約2倍。

 さらに、参加者にはスタッフ全員がカウンセリングにあたるようにしている。

 相談所を通じて、再び幸せな家庭を築いた人も少なくない。(文聖姫記者)

 入会・資料請求などの問い合わせ=同胞結婚相談中央センター(TEL  03・3818・7001)および地方センター、各相談所。ホームページ=http://www.kyoron.net

各地の相談所から/群馬

柳玉姫(54)群馬同胞結婚相談所所長

 最近は結婚を望まない若者も増えているようですが、地域の女性同盟、朝青、青商会と協力しながら私たちが同胞を訪ね、対象者を紹介するよう努めます。そして、信頼されるカウンセラーとしての役割を果たしていきたいと思っています。群馬同胞結婚相談所=TEL  027・254・4169

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