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金剛山で民族統一討論会を

平壌で統一の門開くための会議

 6.15共同宣言発表1周年を前に、「わが民族同士で統一の門を開くための政党・団体合同会議」が5月28日、平壌市の人民文化宮殿で開かれた。会議では6.15共同宣言の旗じるしのもと、統一の門を開くための当面の対策について討議した。

 楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長が報告した後、政党、団体の代表が討論した。

 会議では、@共同宣言発表1周年に際し、金剛山で北南、海外の各界各層が参加する民族統一大討論会を開催A北南、海外で実情に合った行事を幅広く開催B1周年記念行事後、光復節(8.15祖国解放記念日)までの民族統一促進運動の推進Cこれらの事業を成果裏に保障するための北側準備委員会の結成――などの決定が採択された。また、北側の準備委員会委員長に民族和解協議会会長の金永大・朝鮮社会民主党委員長が選出された。(朝鮮通信)

長野初中・生野初級合同チーム

Jリーグのプレシーズンマッチ前座試合に出場

 長野朝鮮初中級学校サッカー部6人と大阪の生野朝鮮初級学校サッカー部14人で構成された合同チームが5月26日、長野県新総合球技場で行われたJリーグのプレシーズンマッチの前座試合に出場した。

 5月26日〜27日に同球技場完成記念行事として開催された第1回サッカースペシャルウィークin松本「アルインこけら落とし」(主催=日本サッカー協会・長野県サッカー協会)の一環。松本市内の日本学校サッカー部選抜チームとの間で行われた試合は2−0で合同チームが惜敗したが、長野初中サッカー部キャプテンの李聖大くん(初6)は、「今後もこのような交流試合に出たい。生野初級と一緒に試合できたことも嬉しかった」と語った。

 2万人が埋まる広い球技場内には同胞父母らが大勢駆けつけ、子どもたちに熱い声援を送った。

 試合後の食事会で両校の児童・生徒らは、日本の小学校生徒らと交流を深め、Jリーグ観戦などを楽しんだ。

朝鮮参加の意義強調

ASEAN地域フォーラム閣僚会議

 ハノイで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム閣僚会議(5月17、18日)の議長報告に朝鮮と関連した条項が言及された。

 報告は、昨年の北南高位級対面と北南共同宣言履行のために講じた継続措置を歓迎するとともに、朝鮮半島における平和構築のためには朝米基本合意文と朝米共同コミュニケの履行が重要であると指摘した。また、欧州連合(EU)代表団が訪朝したのをはじめ、国際共同体が朝鮮と建設的な関係を結ぶために努力していくことを歓迎した。

 さらに、朝鮮が同フォーラムに加盟し、今回会議に参加したことは、フォーラムのプロセスを強化して地域の平和と安定を前進させるうえで意義ある措置だと強調した。

第1回国際武道大会

 平壌で開かれていた国際武道競技委員会第1回総会が5月24日閉幕し、第1回国際武道競技大会を2003年に朝鮮で行い、同委員会の本部(書記局)を朝鮮に置くことを決定した。また同委副委員長に朝鮮体育指導委員会の張雄副委員長が選挙され、書記長に鄭在勲氏が任命された。

対パレスチナ攻撃

朝鮮外務省が非難

 朝鮮外務省スポークスマンは5月27日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、パレスチナに対するイスラエルの軍事的攻撃が強化されていることと関連して発言。これに憂慮を表明している国際社会の一致した要求どおり、イスラエルはこの地域の平和と安定を破壊する挑発的な軍事行動を中止すべきだと述べた。(以上朝鮮通信)

歴史わい曲人物、出入禁止法案

南の与野党議員が提出

 ソウルからの報道によると、南朝鮮の与野党議員20人が5月29日、かつての朝鮮植民地支配下における日本の行為などをわい曲・正当化する人物の入国を禁止する出入国管理法改正案を国会に提出した。6月の臨時国会での成立をめざす。

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