同胞コミュニティー東西南北

　総聯大阪府顧問協議会は、祖国解放後の朝聯時代から現在の総聯時代の半世紀以上にわたり、在日朝鮮人運動と祖国の発展、祖国統一に一身を捧げてきた１世同士の親ぼくと交流を深め、引き続き愛国愛族の道で花を咲かせていこうと１９９０年１１月２６日、２５０余人の参加のもと結成されました。

　結成後、最も意義深かった出来事は、９３年１０月に協議会で代表団を作って祖国を訪問した際、金日成主席から総聯の老幹部を高く評価する言葉を頂いたことです。

　会の主な活動は、年始の学習をはじめ、２月と４月に講演会や花見会、旅行会などを催すほか、祖国への支援活動なども行なっています。

　祖国支援活動は、９６年に水害支援として食糧と衣類、９８年には農業発展のために複合微生物肥料工場を寄贈しました。

　また忘れもしない９４年４月２５日、日本警察当局が総聯大阪府本部を不当に弾圧した際には、われわれも体を張って官憲に立ち向かい、組織を確固と守りました。

　９９年の結成１０周年に際しては、３００余人の参加のもと祝賀宴を催したほか、朝鮮将棋やゲートボール大会、絵画・書芸・写真展も開催しました。

　昨年５月の総聯結成４５周年に際して行なった青年たちとの集いは、新しい世代とともに引き続き愛国愛族の道を歩んでいくことを確認する場になりました。

　今年の５月には「顧問消息」創刊号を発行しました。これは年３回、発行していく予定です。

　今年はさらに、１０月に５回目の祖国訪問を計画し、また祖国に　
微生物肥料撒布車を送る予定です。（文英善副幹事長）