同胞コミュニティー東西南北

オリジナル曲に同胞への思い込め

女性同盟倉敷コーラスサークル・コスモス


集まれば話が尽きないと話すメンバーら(1月、同胞の結婚式で)

ここに注目!

◆支部対抗コンクールで優秀作品受賞
◆学校、分会、支部の活動も精力的に
◆夢はコンサート開催

 女性同盟岡山・倉敷支部のコーラスサークル「コスモス」が結成されたのは6年前。朝鮮の現代歌謡や民謡を習おうと30〜40代の女性が集まりました。地域の長寿会、商工会、分会の集まりや同胞の結婚式などで歌を披露しています。

 当初から在日同胞の思いを込めたオリジナルの曲作りにもチャレンジし、今まで朝鮮語の歌を3曲作りました。その曲の1つ、「君たちに」は2年前の総聯支部対抗文化芸術コンクール中四国大会で優秀作品に選ばれました。

 この歌は3年前、メンバーの黄英美さんが作詞し、歌の指導に当たってきた趙美順さんが作曲したもので、21世紀を生きる子供たちへのメッセージです。

 歌詞の一部を紹介すると、「北でも南でも異国の地でも/どこに生きようとも根は1つ/アリラン手をつなぎともにうたう/統一した祖国を君たちに」(4番、原文は朝鮮語)。1世らが異国で咲かせた祖国愛、民族愛を受け継いで欲しいとの願いを込めました。

 今を生きる同胞の思いを込めた曲を作り、歌う―。このような営みを通じて民族性を育む豊かな文化が生まれると思っています。

 この思いを伝えるためにも歌のレベルアップをはかろうと、奮闘しています。練習は毎月2、3回。毎回、岡山初中の音楽講師の指導のもと、2時間みっちり行っています。日本学校出身のメンバーは、右手に楽譜、左手には辞書を持ちながら、発音の訓練をします。

 10人のメンバーはサークルのみならず、学校、分会、支部の活動にも励む同志の関係です。最近、岡山初中の校長が私たちを励ます「コスモスのように」という歌を作ってくれました。このように地域の同胞がエールを送ってくれたからこそ、頑張ってこれました。

 夢は「コスモス」のコンサートを開くこと。いつの日か平壌とソウルでも歌いたいと思っています。(メンバー一同)

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事