同胞コミュニティー東西南北
みんなでハッキョ支えよう
鶴見初級愛校基金推進委員会
推進委員会が5月13日、鶴見初級で開いた
「愛校基金運動に参加した同胞に感謝する集い」
ここに注目! |
◆各世代が、毎月討議 |
◆運営と整備の主力 |
◆「1口1000円運動」で コンピューター購入 |
◆対外的にもアピール |
◆同胞主体の運動 |
横浜市鶴見区を管轄する総聯神奈川・鶴見支部の管内には、鶴見朝鮮初級学校があります。鶴見同胞たちは、日本政府の制度的差別により公的補助が少ない中でも、ウリハッキョを地域同胞社会の拠点として守り、維持するために並々ならぬ努力を重ねてきました。
その一例として最近では、1997年5月に竣工した校舎新築のための基金運動をあげることができます。地域同胞の大半を飲食、土木事業者などが占める中、一部の有力商工人だけに頼る従来のやり方では限界がありました。その点を克服しながら行ったこの間の運動は、一つ一つは小さくても多くの同胞たちの愛校心、誠意を結集してこそ、真の大衆的な愛校運動になることを実証しました。 校舎新築後も学校支援活動を続けようと結成されたのが、「愛校基金推進委員会」です。地域の1〜3世による各団体・機関から選出された役員を軸に毎月必ず委員会を開き、地域に合った愛校運動の形を模索してきました。鶴見では当委員会が、学校運営と教育環境整備の主力を担っています。 99年7月〜今年3月に行われた「1口1000円愛校基金運動」には、地域同胞はもちろんのこと県内の教職員、総聯活動家ら314人が参加しました。結果、基金総額は1270万円に達し、教育環境整備の一環として鶴見初級にコンピューター設備を導入できました。 今後、日本社会の共生・多文化尊重への流れの中で、鶴見区唯一の外国人学校としての存在を積極的にアピールします。同時に在日同胞の歴史、とりわけ半世紀以上守り抜いてきた民族教育の歴史が地域史の一部として認識されるよう働きかけていきます。 また愛校基金を同胞が主体になった運動として継続していくつもりです。(金龍一会長=鶴見地域商工会副会長) |