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日本の歴史わい曲、アジアの平和脅かす

東京で抗議集会

 アジアと日本の市民団体が連帯して開催した「歴史わい曲教科書を許さない! アジア連帯緊急会議・集会」が10、11日、東京で行われた。会議には南朝鮮、台湾など7ヵ国から250人が、集会には700人が参加し、日本政府が侵略戦争を正当化した「新しい歴史教科書をつくる会」作成の教科書を検定合格した責任を厳しく追及する国際的な署名運動や抗議行動を進めることを確認した。朝鮮の代表団は法務省の入国拒否により、会議に参加できなかった。11日夕には南朝鮮の宗教関係者ら500人が「人間の鎖」で文部科学省を囲み、右翼団体の妨害の中でも「アジアの平和を脅かす歴史わい曲を是正しろ」などと力強く叫んだ。一方、南朝鮮の市民団体による「日本の教科書を正す国際キャンペーン」は12日、文部科学省をはじめ世界71ヵ国の125都市で同時集会を開き、日本政府の歴史わい曲策動を強く非難した。(社会欄に関連記事)

履行へ同胞の力結集を

6.15共同宣言発表1周年記念在日本朝鮮人中央大会

 6.15北南共同宣言発表1周年記念在日本朝鮮人中央大会が14日、東京朝鮮文化会館で行われ、総聯中央の徐萬述議長、許宗萬責任副議長をはじめ、関東地方の活動家が参加した。

 報告をした徐萬述議長は、1年前に民族分断史上初めて北南首脳の対面が実現し、6.15共同宣言が発表されたことは、わが民族の統一運動史において特記すべき歴史的な出来事だったと述べた。

 また、共同宣言発表1周年を機に北南、海外で行われる「6.15―8.15民族統一促進運動期間」に積極的に呼応しようと提起。とくに8.15(光復節)を機に各界各層同胞との共同イベントを各地で開催し、共同宣言の履行に在日同胞の力を結集させようと呼びかけた。

 続けて、朝青中央の朱相礎委員長、女性同盟中央の金昭子委員長、商工連の金基次理事長、総聯東京・北支部の趙一衍委員長、平和統一協会の任泰光副会長の5人が討論した。

民族の力で自主統一を

金剛山で大討論会

 北南共同宣言発表1周年記念民族統一大討論会が15日、金剛山で行われ、北側から各政党と社会団体の代表200余人、南側から各政党と団体の代表200余人、海外の同胞代表20余人が出席し、250余人が傍聴した。テーマは「6.15共同宣言と民族の課題」。

 討論会ではまず、6.15―8.15民族統一促進運動のための北側準備委員会の金永大委員長(民族和解協議会会長)が祝賀演説を行い、今回の大討論会が、7000万民族の愛国の意志を1つにする会合、民族の団結と和解を成し遂げようとする力を示す場、民族の統一運動史の新たな章を開く転換期――になることを期待すると述べた。南の6.15南北共同宣言を実践するための2001民族共同行事推進本部の李敦明常任本部長は、共同宣言の発表によってわが民族は、半世紀以上にわたって持続してきたすべての分断の障壁を乗り越え、平和と統一の新しい時代を迎えることができたと語った。

 続いて12人が討論し、共同宣言の意義とそれを履行するための課題について言及した。

 大討論会ではまた、共同報道文と日本当局の歴史わい曲策動を糾弾する共同声明が採択された。共同報道文は、共同宣言を履行するためには、統一問題を民族同士の力で自主的に解決していかなければならないと強調した。

 また北と南の首脳が採択した共同宣言は、自主、平和統一、民族大団結の宣言であり、新しい世紀に民族が掲げていかなければならない祖国統一の共同綱領、共同の道しるべであると強調した。

 さらに北と南、海外の各層各層の団体、人士らのより一層の連帯と連合が必要だと指摘した。

 討論会後、参加者らは金剛山ホテルで催された宴会に出席したほか、金剛山文化会館で行われた平壌牡丹峰サーカス団の公演を観覧した。

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