短信
朝鮮戦争時、米国による細菌散布が発覚
米軍虐殺蛮行真相究明全民族特別調査委員会(全民特委)の光州、全南地域調査団は9日、朝鮮戦争当時無等山一帯でパルチザン活動を行っていたチョン・ウンヨン氏の情報に基づき真相調査を行うと発表。チョン氏によると、51年秋の初めに米軍の軽飛行機が無等山一帯に白い噴霧液を散布。2、3日後住民とパルチザンは発熱を伴った下痢を起こし100人余りが死亡したと推測される。 全民特委同地域調査団団長は、「証言は信ぴょう性が高く、これをもとに細菌戦に関する証拠を収集し、23日にニューヨークで開かれる国際戦犯裁判に提出する計画」と語った。 NMD支持、米が強要 ハンギョレ新聞(5月16日付)によると、3月に行われた「韓」米首脳会談を前に発表された、南朝鮮政府の国家ミサイル防衛計画(NMD)に対する立場の表明が、米政府の圧力によるものという文書の存在が明らかになり物議を醸している。15日に公開された「『韓』ロ共同声明関連事項調査報告」など3件の文書によると、米国は当時NMDに対し南朝鮮当局が表明すべき内容を文章化して伝えたと言われている。米国が外交ルートを通して伝えたこの文書は、「南は軍と領土防衛に効果的なミサイル防衛配置の必要性を認める」など、NMDに対する積極的な支持を表明する内容が含まれている。ブッシュ政権は2月28日に発表されたABM条約の維持、強化をうたった南とロシアの共同宣言に不快感を示すとともにNMD支持を要求したという。 |