近畿留学同OBの集い「ORマダン」

ネットワークの活性化を


 在日本朝鮮留学生同盟(留学同)大阪、京都、兵庫地方本部の共催による、留学同OBの集い「6.15共同宣言発表1周年記念 ORマダン」が10日、大阪市中央区の「東天紅」で催され、160余人が参加した。

 この集いは、1990年代に学生時代を送り、現在は様々な分野で活躍している近畿地方の留学同OBと現役学生が一堂に集い、交流を深めようという目的で催されたもの。

 名称にある「OR」の「O」には、一つの民族、一つの祖国を意味する「ONE」と、OBを意味する「OLD」、「R」は留学同の頭文字であるとともに、留学同出身者が再び集う場という意味を込めて「RE」(再び)の意味を込めた。

 集いでは、留学同中央の朴栄致委員長が招かれ、祝杯を上げた。

 共和病院で栄養士として働く、実行委員の林★(上が民と攵、下が日)淑さん(25、神戸学院女子短大卒)は、「学校を卒業して留学同を出ると、同胞社会とのつながりが切れてしまう人が多い。これを機に、留学同OBのネットワークがより活性化し、結果的に留学同の現役への恩返しにもなればうれしい」と語った。

 弁護士の梁英哲さん(27、同志社大卒)も、「普段は日本社会の中で厳しい環境にさらされることも少なくない。落ち込むこともある。そんな時、気心の知れた仲間が集まるとやっぱり楽しいもの。こういう場で、同世代の同胞同士が、互いの存在を確かめ合い、人間関係を築いていくことはとても大事」と語った。

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