作文

「ウリハッキョに来てよかった」

鄭梨麗


 私がウリハッキョに来たきっかけはウリマルを覚えたかったことと、ミョンアトンムやサトンムたちと手紙や電話で話をしていて日本の学校より楽しそうだとおもったからだ。

 それと日本の学校にはいじわるな子がいた。いじわるい子はどこにでもいるから私は負けなかった。仲良しの友達と一緒になってやっつけたりもした。

 でも私は、勉強をしながらおかしいなと思った事があった。

 アボジ、オモニ、イモたちはウリマルをペラペラしゃべられるし、ウリナラの事をたくさん知っているのに、私にはわからない事が多かった。

 学校で習う事は日本の事ばかりだった。ウリナラの事がぜんぜんでなかった。

 私はウリナラの事はどこで習うのかな?と思っていた。だからウリハッキョにきた。

 大分は遠いのでアボジ、オモニとはなれて田川のハンメの家からかようことになった。

 ちょっとさみしかったけどうれしかった。

 ウリハッキョに最初来た時、なれないことばかりで大変だった。

 朝はバスが7時20分にくるから、6時50分におきなくてはいけない。でも、今はだいぶなれた。

 日本の学校よりトンムの数は少ないけど、百倍たのしい。

 今は、勉強がむずかしいけど、おもしろい。好きな科目は算数、日本語、音楽、朝鮮地理だ。

 算数は面積をだすのが、日本語は漢字、音楽は歌を歌うことがすきだからだ。地理はソンセンニムがおもしろいけど、内容はむずかしい。

 私は早くウリマルをおぼえたい。そしてミョンアトンムとサトンムと5年生の国語の勉強をしたい。

 だからどりょくして毎日習ったことをふくしゅうしている。最初はむずかしかったけどなれたらおもしろい。

 今はたくさんウリマルをしゃべれるようになった。ウリハッキョに来て本当によかった。

 アボジ、オモニ、ウリハッキョにいかせてくれて、コマッスンニダ。

 ハンメいそがしいのにいつもおいしいお弁当コマッスンニダ。
(筑豊朝鮮初級学校、5年)

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