北の子にも遺産を
離散家族、ソウルで提訴
報道によると、朝鮮の女性2人と男性1人が、南にいた父親の遺産相続の権利確認を求めて5日、弁護士を通じソウル地裁に訴状を提出した。
この父親は朝鮮戦争当時、北に妻と3人の子供を残し、長男を連れて南へ渡った。その後再婚し、財産を築いた。「北に残した子供たちにも遺産を分配したい」と希望していたが、昨年、死去した。 その後、再婚者と遺産相続を巡り対立した長男が父親の遺志を引き継ぎ、民間の北南離散家族支援団体などの助力で北に住む3人の委任状を取りつけた。裁判では委任状の有効性が争われる見通し。 |