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WBC世界スーパーフライ級チャンプ洪昌守
平壌市内のプロボクサーらと交流会 【平壌発 金三永、姜イルク記者】 19日から祖国を訪れていたプロボクシングWBC世界スーパーフライ級チャンピオン、洪昌守選手(26)と平壌市内のプロボクサーらとの交流会が20日、平壌体育館で行われた。 交流会には、女子プロボクサーのチョ・ファオク選手(24)や、かつて東京のジムに所属し試合にも出場経験のある鴨緑江体育選手団・ボクシング監督のチェ・チョルス人民体育人らが参加。チェ監督は「彼が世界王者の座を守れるのは技術もさることながら熱い祖国愛、民族愛の結実」と述べた。 交流会後、本社記者のインタビューに応えた洪選手は、「祖国の人々は私が朝鮮語を話せるかどうか心配していたようだが、民族教育を体系的に受けてきたので大丈夫だった。言葉が通じなければ情を交わすこともできなかったと思うと、朝鮮学校で学んで本当によかった」と語った。 洪選手とその一行は21日に国際親善展覧館、22日には板門店などを参観し、23日に平壌を発った。 6人がインターハイ出場へ 東京朝高ボクシング部 東京朝鮮中高級学校高級部ボクシング部の選手6人が、8月1日から熊本県で行われる全国高等学校総合体育大会(インターハイ)ボクシング部門の出場権を手にした。 24日まで日野市で行われていた東京都高等学校ボクシング選手権で同校が6階級を制覇したもの。学校対抗戦でも優勝を果たした。 インターハイ出場を決めたのは、モスキート級の高正浩、フライ級の金成俊、ライトウェルター級の尹文鉉、ウェルター級の趙營基、ライトミドル級の慎泰和、ミドル級の洪亨極の6選手。 なかでも尹選手は3月の全国高校選抜大会で優勝し、高校タイトル二冠を狙う存在とあって注目されている。 ボクシングのインターハイにはすでに大阪が7人、神戸が3人の出場を決めており、今回、東京と合わせて朝高として過去最多の16人が出場する。朝高ボクシング部後援会では、インターハイに出場する全朝高選手の大会参加費用を援助するための募金を呼びかけている。 【振込先】朝銀宮城信用組合本店営業部 普通1040833(朝高ボクシング部後援会 会長 梁相一) 【連絡先(E−mail)】K-boxing@imail.plala.or.jp 「強硬」には「超強硬」で 朝鮮戦争勃発51年、平壌で反米大会など 朝鮮戦争勃発(1950年6月25日)51周年に際し、「6.25反米闘争の日」平壌市民大会と反米デモが行われた。大会では、平壌市人民委員会の梁万吉委員長が演説し、「米国は朝鮮戦争の惨敗から教訓を得る代わりに、新戦争挑発策動を執ように行い、対朝鮮敵視政策にしがみついている」と指摘、「現政府の反朝鮮対決策動によって北南関係と祖国統一の前途に障害がかもし出されている」と述べた。そして、朝鮮人民は米国の「強硬対応」には超強硬対応で臨むとして、米国は南朝鮮から米軍を撤退させるべきだと強調した。 平壌市青少年学生の糾弾大会(22日)、勤労団体の糾弾大会・復讐決意集会(21日)など、全国各地でも糾弾大会が開かれている。(朝鮮通信) 中央美術展示会も 一方、「6.25反米闘争の日」にちなみ、21日から中央美術展示会が平壌の人民文化宮殿で開幕した。(朝鮮通信) 民法協、米非難声明 国際戦犯法廷参加の朝鮮代表団入国拒否 朝鮮民主法律家協会は23日に記者会見し、同協会代表団の入国を拒否した米政府を非難する声明を発表した。米政府は、23〜25日にニューヨークで開かれる朝鮮戦争時期の民間人虐殺行為に関する国際戦犯法廷に参加することになっていた同協会代表団の入国を拒否していた。 声明は、今回の措置が「国際慣例と規範、国際関係の基本原則に違反するもの」だとしながら、今後も進歩的法律家と連帯し国際的範ちゅうで米国の行為を問題視していくと主張した。(朝鮮通信) 米政府に声明書 6.15一周年在米同胞祝典 6.15北南共同宣言発表1周年を迎え、さる16日に米・ワシントンで開かれた「6.15南北共同宣言実現米州同胞統一祝典」(主催=同準備委)で、米政府に送る声明書が採択された。声明書は、▽米国が世界の平和実現努力に賛同すること▽6.15共同宣言を支持、尊重し不当な干渉をしないこと▽朝米共同コミュニケを誠実に履行する対話政策を推進し朝鮮半島の平和実現に貢献すること――などを促した。米州同胞に送るアピールも発表された。 ロサンゼルス、シカゴ、ボストン、ニューヨークなど各地から250余人が集まった祝典では、ブッシュ政権の対朝鮮政策に対して非難が集中した。 |