ほとばしる書への熱い情熱

錦山塾講師展を見て−勝呂淳子


 時折、雨がふる中、東京駅から数分、お堀の横にある東京海上火災ビルトウキョウマリンギャラリーで、錦山塾講師展が6月18日〜22日まで開かれた。

 姜民子先生が主宰する錦山塾の講師たちの出品で、各人が長年にわたって築きあげた秀作が展示された。

 ハングル文字で書かれた姜先生の書は、日本人の見学者にとっては初めて接する人も多く、両国の文化交流におおいに役だったと思われます。

 また、各先生の作品も蒙、隷、楷、行、草書体、仮名、写経、大字と、バラエティーに富んでいて、書に対する熱い情熱が伝わってきた。最終日には、偶然に通りの案内を見た香港在中書家の方も来場した。説明を聞きながら、様々な作品があってとっても良かったと印象を話していた。また、日本の書と朝鮮半島の書との独自性にも興味を持たれた人もいて、ひと味違った書展が繰り広げられた。(書家)

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