靖国に合祀で提訴

南の元軍人・軍属、遺族


 朝鮮の植民地時代、旧日本軍として戦場に駆り出された南朝鮮、米国在住の元軍人・軍属とその遺族252人が6月29日、計24億円の損害賠償などを日本政府に求め東京地裁に提訴した。なかでも、原告のうち55人が戦死した親族の靖国神社への合祀の取りやめを、また66人が遺骨返還、16人が生死確認などを求めている。

 徴兵・徴用で旧日本軍の軍人・軍属にさせられ戦死し、家族にも知らされずに靖国神社に合祀されたケースは少なくない。原告の1人、遺族の李煕子さん(58、ソウル市)は、「侵略の象徴の靖国に父が合祀されていると思うと眠れない」と語る。

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