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「高句麗今昔を描く  平山郁夫」展

朝鮮参観代表ら参加

 日本画家でユネスコ親善大使の平山郁夫さん(71)の「高句麗今昔を描く  平山郁夫」展(NHK、朝日新聞社など主催)が4日、東京・日本橋高島屋で始まった。「古代日本と深いつながりをもつ高句麗壁画古墳群は人類と東アジアの貴重な財産」との認識に立ちユネスコの文化遺産登録に協力しようと、スケッチ78点と本画5点を出品。収益金は壁画の保存修復基金などに充てられる。

 3日、高島屋で同展の内覧会とレセプションが開かれ、平山画伯をはじめ朝鮮展覧会参観代表団(団長=李柱伯文化省文化保存管理局長)一行、総聯中央の徐萬述議長と許宗萬責任副議長、遠山敦子文部科学大臣、松浦晃一郎ユネスコ事務局長、NHK海老沢勝二会長らが出席した。平山画伯は「古代日本のあけぼのに、朝鮮の故地、高句麗に大変お世話になった。高句麗壁画のユネスコ文化遺産登録に寄与でき、さらに東アジアの平和と南北朝鮮の統一への祈りをこめて展覧会を開催できたことは本当にうれしい」と語った。

労働界弾圧の中止を

民主労総委員長が要求

  全国民主労働組合総連盟(民主労総)の段炳浩委員長が警察の検挙網を抜け6月29日、ソウルの明洞聖堂で緊急記者会見を開き、無期限ろう城に入った。段氏は会見で、指導部に対する検挙令の解除と当局との面談を求めたが受け入れられていないとし、労働界弾圧と構造調整の中止を再度訴え、この要求が受け入れられない場合、5日からあらゆる職場でゼネストに入ると断言した。

 一方同日、「民族自主、民主主義、民衆生存権獲得全国民衆連帯」がソウルの宗廟公園で2000余人の参加のもと、当局の労働運動弾圧糾弾時局大会を開いた。

 また30日には、民主労総慶州市協議会が組合員1000余人の参加のもと、慶州駅広場で抗議集会を開いた。工場を偽装閉鎖し組合員を解雇した会社側と、労働者闘争を警察の力で押さえつけた当局に反対して起きたもの。参加者らは大会後、警察の暴力鎮圧に抗議するため慶州警察署に向かってデモ行進した。(朝鮮通信)

米・日の対北敵視政策非難

モスクワ国際討論会

 ロシア・モスクワで行われた農業・食糧工業勤労者らの国際討論会(6月23日)で、米国と日本の対朝鮮敵視政策を糾弾する共同声明が採択された。

 声明は、米政府は朝米基本合意文を履行せず朝鮮を孤立圧殺するための強硬策を取り、北南間の和解と協力の雰囲気に水をさしており、日本は米国のミサイル防衛システムの樹立を支持し、朝鮮半島の統一を妨害していると指摘。われわれは朝鮮の北と南が互いに力を合わせ、統一を成し遂げようとするための6.15北南共同宣言が朝鮮統一のための道しるべだと認め、それを支持すると強調した。(朝鮮通信)

中国、ヨルダン親善代表団訪朝

 ヨルダンの諸政党親善代表団(団長=民族行動戦線党のカヤーリ書記長)が1日、中国共産党親善参観団(団長=江西省の鍾起煌副書記)とナイジェリア上院代表団(団長=農業・農村開発常設委員会のイルワ副委員長)、スペイン朝鮮との友好協会のべノス委員長が6月30日、それぞれ平壌に到着した。(朝鮮通信)

洪成南総理、カリコム会議に祝電

 2日発朝鮮中央通信によると、洪成南総理は第22回カリブ共同体・共同市場(カリコム)首脳会議に祝電を送り、カリコム加盟国が地域の経済発展と社会の安定のために力を合わせていることを評価した。(朝鮮通信)

南の朝鮮戦争真相究明委、住民銃殺文書公開

 6月30日のソウルの放送によると、「韓国戦争民間人虐殺真相究明国民委員会」が朝鮮戦争(1950〜53年)当時、南朝鮮軍と警察が慶尚北道漆谷郡新洞峠で数100人の住民を銃殺した事実を明らかにした米国の機密文書を入手し公開した。

 機密文書には、50年8月、この峠で10代の少女を含む300〜400人の住民を銃殺したという米国兵士の陳述が記されている。

南朝鮮の市民団体、言論改革を要求

報道6社脱税告発で

 南朝鮮当局が朝鮮日報、東亜日報などの全国紙6社と社主などを脱税容疑で検察に告発したことと関連し「新聞改革国民行動」の主導のもと市民団体、学校、労働団体の代表5528人が6月29日に「言論改革6月宣言」を発表。南朝鮮のマスコミが社主一族によって経営と編集が支配されてきたと批判、「言論の自由は権力と化したマスコミや社主のものではなく、国民のものだ」とマスコミの改革を求めた。

 また、「新聞改革国民行動」は新聞改革10大行動指針を発表し、◇税務調査結果の公開◇言論社私有化の反対◇報道をわい曲する新聞の購読中断運動の展開◇腐敗した言論人と結託した政治家の落選運動の展開――などに呼応するよう求めた。(時事欄に関連記事)

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