日本政府に「つくる会」教科書を厳重抗議

総聯長野など3団体が声明


 アジア諸国に対する侵略戦争の史実をわい曲した「新しい歴史教科書をつくる会」作成の中学歴史教科書に抗議し、総聯と民団の両長野県本部と、強制連行された朝鮮人犠牲者を追悼する記念碑を管理している市民団体「松代大本営を守る会」が4日、「歴史の事実をわい曲している」などとする声明を3団体合同で発表した。

 声明は、「つくる会」の教科書は、「日本が犯した侵略戦争と植民地政策を正当化する一方、残虐行為などにほとんど触れていない」と指摘。「検定合格させた日本政府に厳しく抗議し、教科書採択にあたって歴史の真実を尊重するよう県民に訴える」としている。

 総聯本部の李盛吉副委員長は、「植民地支配の被害を受けた同胞団体が行動をともにしたのは意義のあること」と話している。

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