同胞コミュニティー東西南北
不安を希望に変える場に
女性同盟茨城中央支部、オモニと子どもの「イッポ」
ここに注目! |
◆体操、講演、人形劇、プール…多彩な活動 |
◆子育て、民族教育を語り合う |
「イッポ」とは、 はじめの一歩 の「イッポ」、朝鮮語で かわいい を意味する「イッポ」です。
水戸市、ひたちなか市を中心とする中央支部傘下の、主に0〜5歳の子どもを持つオモニ18人と、その子どもたち27人の交流サークルで、99年4月28日に結成されました。 オモニたちは毎日、家事や育児に追われながら、いろんな悩みやストレスを抱えています。とくに、複雑な問題が山積する日本社会の中で、子どもをどうやって「民族の誇りを持ったウリサラム(朝鮮人)」に育てていくべきかといった不安に近い思いは、ほとんどのオモニたちに共通するものです。 そうした不安を、みんなで希望と元気に変えていけるような場を作ろうというのが、当サークルです。 私たちはこれまで、茨城朝鮮初中高級学校の教師に指導を頼んで親子体操をしたり、日本の保育士から子どもの健康と栄養についての講義を受けたりと、様々なことを行ってきました。 日本のボランティア団体がつくる人形劇団を招き、茨城初中高の初級部1〜3年生らとともに人形劇を観覧したこともあります。また、おやつ作りやプール遊びのほか、昨年末には、子どもたちにチョゴリを着せてクリスマス会を開きました。 こうした過程で、一番上の子どもを茨城初中高に通わせているオモニからウリハッキョ(朝鮮学校)の話を聞く機会もでき、みなで民族教育の重要性について真剣に話し合うこともあります。 今後、たまには「子供中心」から離れて、オモニたち自身が楽しむための料理教室や食事会なども企画できればと思っています。(責任者・金明皓) |