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北南朝鮮、中国など激しい怒り

歴史わい曲教科書日本政府の修正拒否

 日本政府が史実をわい曲した「新しい歴史教科書をつくる会」作成の歴史教科書の検定合格の取り消し、修正を求めるアジア各国の要求を否定したことと関連し、北南朝鮮、中国など被害各国が怒りを募らせている。日本政府は9日に中国、南朝鮮政府からの修正要求に対する検討結果をまとめ、ほとんどの指摘を「学説状況に照らして明白な誤りとは言えない」などと退けた。

 平壌11日発朝鮮中央通信は、「日本の歴史教科書の合否問題がアジア諸国の怒りを買っているのは、単純な『学問的な誤り』からではない。侵略史に対する日本自身の反省と謝罪、また日本の未来に直結する深刻な外交問題だからだ」と強調、「国際社会への挑戦」「政治的な犯罪」と断じた。

 南朝鮮政府は12日、日本側の回答に不満を表明するため、日本の大衆文化の追加開放中断や防衛交流中断などの対抗措置を決めた。国会では18日にも日本非難の国会決議が採択される予定だ。

 また、中国の唐家★(王偏に旋)外相は10日、北京で日本の与党3党幹事長と会談した席で、「右翼勢力をかばい、放任する姿勢をとることに等しい。確実かつ適切に処理するよう改めて厳しく要求する」と述べた。

金正日総書記、中国親善代表団と会見

江主席には祝電

 朝鮮労働党総書記である金正日国防委員会委員長は12日、朝中友好、協力および相互援助に関する条約締結40周年記念行事に参加するため訪朝している中国親善代表団(団長=中国共産党中央委政治局委員の姜春雲全国人民代表大会常務委副委員長)と会見した。

 総書記は、代表団と親善的な雰囲気の中で談話を交わした。

 会見後、代表団のための晩さん会が催された。

 一方、江沢民総書記は10日、訪中した朝鮮親善代表団(団長=最高人民会議常任委員会の金允赫書記長)と会見した。

 また、金正日総書記は10日、金永南最高人民会議常任委員会委員長、洪成南内閣総理と連名で、江沢民総書記、李鵬全国人民代表大会常務委員会委員長、朱鎔基国務院総理に祝電を送った。一方、江沢民総書記も、金正日総書記らに祝電を送った。

朝鮮男女、団体優勝

★(足偏に台)拳道世界選手権

3〜8日にイタリアで行われた第12回★(足偏に台)挙道世界選手権大会(64ヵ国から700人参加)で、朝鮮の男子団体が型と特技(スペシャルテクニック)、女子団体が型と組手、威力(パワーテクニック)でそれぞれ優勝し、国別総合順位と男女各団体順位でもそれぞれ優勝した。獲得メダル数は金17、銀5。また、ロ・ソンヒ選手が技術賞を受賞した。(朝鮮通信)

大阪でアジア予選

女子ソフト世界選手権朝鮮が参加

 25〜29日に大阪市で開催される第10回世界女子ソフトボール選手権大会アジア地区予選に朝鮮女子チームが出場する。

 大会には6チームが参加。3位までが来年カナダで開かれる世界選手権大会への出場権を得る。朝鮮チームのこれまでの成績は、98年のアジア大会(タイ)で4位、99年のアジア選手権大会(中国)で3位。メンバーは5つの体育団から選抜された16人。平均年齢は26歳。安定した守備力、時速95キロの速球投手2人を抱えているのが強みだ。

 試合は予選リーグと決勝トーナメント方式で行われる。予選リーグで朝鮮は、チャイニーズタイペイ(25日午後1時30分)、中国(同5時30分)、日本(26日午後2時)、南朝鮮(27日午前10時)、フィリピン(28日午前9時30分)と対戦。上位4チームが決勝へ進出する。入場料=一般1200円、中高生700円、小学生500円。入場券の購入はチケットぴあ(TEL  03・5237・9999)、JTB各支店(TEL  06・6202・0888)まで。

鳥取に「民族学級」設置を

総聯県本部委員長ら県知事に要請

 総聯鳥取県本部の朴井愚委員長、鳥取県商工会の李吉雨会長らが6月28日、片山善博県知事と県教育会の有田博充教育長を訪ね、来年度から県下の日本学校に通う同胞生徒らが朝鮮語や民族の歴史を学ぶための「民族学級」を、各日本学校に設置するよう求めた。

 代表らは、朝鮮学校卒業生を講師として採用することも要請した。この問題に関して総聯本部では、昨年から境港市との交渉を重ねており、今年四月からは境小学校隣の同市公民館で「朝鮮語文化教室」を開いている。一方、代表らは、県議会の村山実議長に対し、朝・日国交正常化の早期実現を求める意見書を日本政府に提出するよう求めた。

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