民族教育の現場体験

土曜の課外活動/大阪朝高生が母校で


 2003年度から完全実施される学校週5日制を視野に入れ、各朝鮮学校で土曜日の課外活動を活発に繰り広げているが、大阪朝高では6月23日、全校生徒が社会実践活動を行った。民族教育の現場を自分の目で見て体験し、朝高生の立場を改めて考えて見ようというのが目的。

 この日、生徒たちは出身初級学校別に分かれて、朝高学区内すべての朝鮮初級学校と附属幼稚班を訪れた。対象年齢の心理的特性に合わせてクイズ大会や朝鮮料理教室、理科の実験、民俗遊戯などを行った。

 2年生の河貴栄さんは、「後輩たちの真剣なまなざしを見ると、なぜだか新たな力がわいてくるようだった」。また趙美淳さんも、「教壇に立ってみると、先生たちの努力と教えることの楽しさを実感できた」と述べていた。

 なお、生徒たちはこの日のために、6月初めから対象学校を訪ねるなどして準備を進めてきた。また、大阪朝高では来年度からの週5日制実施に向けて、より多様で実効性ある課外活動の内容を検討している。【大阪朝高】

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