朝鮮とベトナム共同コミュニケ


 朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長のベトナム公式親善訪問に関する共同コミュニケ(14日に発表)の内容は次の通り。

 双方は、この50年間、金日成主席とホー・チ・ミン主席が自ら築き上げ、国際情勢の複雑な変化のなかで試練を乗り越えた朝鮮とベトナム両国間の伝統的な友好・協力関係が引き続き立派に強化発展してきたことに満足の意を表した。

 双方は、21世紀に両国間の関係をさらに強化発展させることで見解の一致をみた。

 双方は、両国間の政治、経済、文化など各分野での交流と協力を拡大するために必要な法律的基礎を築くため両政府が会談を行うことにした。

 双方は、今後も両国間の高位級を含む各レベルでの正常な接触を引き続き維持し、政権機関・社会団体間の協力と交流を強化することにした。

 双方は、両国間の立派な政治関係にふさわしく経済・貿易関係を発展させるため、両国間の経済・科学技術協力に関する共同委員会第4回会議を早期に開くことで合意した。

 双方は、文化、教育、保健医療、体育、観光など各分野での交流と協力を強化し続けることで合意した。

 双方は、21世紀に入り世界情勢は相変わらず複雑だが、平和、安定、発展をめざす協力は変わりなく主なすう勢であることで見解が一致した。

 双方は、人類の平和と安定、発展をめざす独立、自主、相互尊重、公正さと平等に基づく新しい世界の建設に寄与することにし、地域と世界の平和と安全を脅かす新たな軍拡競争を招来しうる危険な動きに憂慮を表し、主権国家の内政に圧力を加えたり干渉することに断固反対することを主張した。

 双方は、相互利益とアジア太平洋地域と世界の平和と安定、発展のため国連と非同盟運動、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)のような国際・地域舞台で協力と共同歩調を強化し、発展途上諸国との連帯と協力を促進し、各国間の公平で合理的かつ平等な国際経済秩序を樹立するため共同で努力することにした。

 双方は、地域の安定と発展に対するASEANの肯定的な役割を高く評価した。

 朝鮮側は、ASEANの活動で肯定的な役割を果たしているベトナムの努力に支持を表した。

 双方は、朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長のベトナム社会主義共和国に対する公式親善訪問の結果に満足の意を表し、委員長同志の今回の訪問が両国間の伝統的な友好・協力関係の強化発展に重要な寄与をするものとの確信を表明した。

 金永南委員長は、ベトナム側が訪問期間、熱烈で温かい歓待をしてくれたことに謝意を表した。

 金永南委員長は、チャン・ドク・ルオン大統領が便利な時期に朝鮮民主主義人民共和国を公式訪問するよう招請し、チャン・ドク・ルオン大統領はこれに謝意を表し快く承諾した。(朝鮮通信) 

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