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金剛山で北南農民大会

共同報道文発表

 【高城発=金三永、姜イルク記者】  6.15北南共同宣言履行を目的とした北南農民統一大会が18、19日にかけて金剛山で行われた。大会には北側の朝鮮農業勤労者同盟(農勤盟)から約800人が、南側の全国農民会総連盟から約650人が参加した。また、南側から民族和解協力汎国民協議会、「6.15共同宣言実現と韓半島平和のための統一連帯」、全国民主労働組合総連盟などの団体が招待された。共同宣言発表以降、民間レベルの北南交流が進んでいるが、農民の集まりは初めてで、参加人数も最大規模だ。

 18日午前9時。農楽隊が演奏するなか、北と南の代表が手をつないで会場に入場、統一旗が掲揚された。

 祝賀演説をした承尚燮・農勤盟中央委員会委員長は、農民の願いは祖国統一を一日も早く実現し、統一した祖国で農業を営み幸せに暮らすことと語り、チョン・グァンフン・全国農民会総連盟会長は、わが民族同士で力を合わせ、世界で一番優秀な統一国家を設立しようと訴えた。続けて統一スピーチ、北南芸術家の芸術公演が行われ、19日には共同宣言貫徹のための共同報道文が発表された。

埼玉初中、連合同窓会結成

母校支える「一口500円募金運動」展開

 埼玉朝鮮初中級学校(さいたま市)連合同窓会(尹和会長、47=中級部2期)が結成され、15日、さいたま市の東天紅でその初の集いが開かれた。連合同窓会が開かれるのは、1961年の同校創立以来初めて。中級部1期から31期までの卒業生260余人が集った。

 数10年ぶりに再会を果たした卒業生たちは互いに抱き合い、学生時代の思い出話に花咲かせながら当時を懐かしんだ。北海道からかけつけた黄秀英さん(48=中級部1期)は、「もう胸がいっぱいで、涙がとまらなかった。33年ぶりに会った同級生らが私の名前を覚えていてくれた。感無量だ」と語っていた。

 連合同窓会は、約20人の各期卒業生たちで作る結成準備委員会が9ヵ月間にわたって準備してきたもの。今後、同窓会を軸に、卒業生らが一丸となって母校を支えていこうと、「一口500円募金運動」を行っていく。

済州海峡通過は自由

朝鮮中央通信論評

 北側の船舶が済州海峡を通過したことで南朝鮮の金東信国防長官が13日、「北の地上、海上および空中を通じた非軍事的挑発を絶対に許さない」と発言したことと関連し、18日発朝鮮中央通信は、依然としてわれわれを「主敵」と見なし、北南関係を敵対関係として維持しようとする表れだと論評した。

 同通信は「済州海峡は世界の多くの国の船舶が許可なしで自由に通過する航路だ」と強調した。(朝鮮通信)

歴史教科書の修正を

南の団体が声明

 日本の歴史教科書わい曲と関連し、南朝鮮の太平洋戦争犠牲者遺族会済州道支部をはじめとする5つの市・郡支部は23日、軍国主義を復活させ、東アジアを侵略した歴史を回避しようとするものとの声明を発表した。声明は、侵略によって強制的に結ばれた「日韓併合」を日本が国際法上、合法と主張するかぎり、われわれはたたかいを続けると指摘した。

3大憲章記念塔の工事が最終段階に

 祖国統一3大憲章記念塔の工事が最終段階に入った。竣工式は8.15光復節に北南、海外同胞の参加のもと、行われる予定。現在、建設労働者らは、完成に向け精を出している。

 塔は幅61・5メートル、高さ30メートルで、北と南の女性が向かい合って走りながら、3大憲章マークを掲げる姿を描いている。3大憲章によって統一を実現しようとの北、南、海外同胞の願いによって進められている事業だが、現在まで700余の高級石材が南朝鮮、海外から送られてきた。【平壌支局】

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