同胞コミュニティー東西南北

何でも話せる特別な場

女性同盟尼崎西支部同胞文化教室トールペイント・ストロベリーの会

ここに注目!

◆オモニ同士の親ぼく
◆初の作品展も盛況
◆日本女性とも交流

 世代、年齢の枠にとらわれず、朝鮮学校に子どもを通わせている近所の母親同士、趣味を楽しむ場を設けようと、主婦3人が集まったのが最初です。評判は口コミで広がり、小さい子どもを持つオモニたちや、学校運営を助けるためのバザーやキムチ販売などを通じて知り合った組織外の同胞女性や日本女性も加わるようになりました。

 発足5年目を迎えた今年からは、同胞女性は「ストロベリーの会」、日本女性は「ブルーベリーの会」の2つに分かれ、別々に習うことになりました。しかし、引き続き親ぼくを深めています。

 トールペイントは、ひとことで言うと家具や小物に絵付けをすること。主婦層を中心に人気の高いクラフトです。現在の会員数は20〜50代の10余人。月1回集まり、同胞女性の講師に習っています。

 でも、ただ技術を習うだけなら教室に通えばいい。ここは、子どもを持つ同じ母親として、子育てや家事、家庭内のことや時には政治情勢のことまで、なんでも話せる特別な場。毎月、指折り数えて楽しみにしているメンバーがたくさんいます。

 今月6〜7日には、初の作品展を開きました。「暮らしの中のトールペイント展」と題し、玄関、キッチン、リビング、和風などのコーナー別に展示した私たちの作品を、120余人もの人が見てくれました。会場の一角に設けた体験コーナーで熱心に作品を作りながら、「支部にこんなに楽しい場があるとは知らなかった。ぜひ参加したい」と話す同胞女性もいました。出産のため休んでいるあるメンバーは「早く復帰したくてうずうずしている。先輩オモニたちに相談したいこともあるし…」と言っていました。そのオモニは子どもをウリハッキョに入学させたいのですが、家族に反対されています。私たちの会は、そんな相談の場にもなっているのです。

 今後も同胞女性同士、また日本女性との絆を深め、またみんなに喜んでもらえるようがんばりたいと思います。(責任者=姜貞淑)

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