出会いのパーティー in ヒルトン名古屋、9組のカップル誕生

会話中心、積極的にデート誘う/幅広い年齢層、再婚者も


 各地の同胞結婚相談センターが主催し、毎回好評の「出逢いのパーティー」。7月25日にヒルトン名古屋(社会・生活欄で紹介)で行われたパーティーは、いつもと少しおもむきが違った。参加者の年齢層が幅広く、再婚者も少なくなかったからだ。年齢層に合わせ、いつもより倍近く時間をとり、会話に重点を置いた雰囲気が良かったこともあって、9組のカップルが誕生した。

 今回のパーティーは同胞結婚相談中部センターと同中央センターが共催。地元中部(愛知、岐阜、三重)だけでなく、北は新潟、南は福岡、四国・高知など全国14都県から、男性14人、女性17人の参加者があった。年齢層も幅広く、最高年齢は男性が51歳で、女性が41歳。

 正午過ぎから少しずつ参加者が集まり始めた。まずは相談員と面談し、アドバイスを受ける。「勝手がわからないからどうしたらいいのか」と緊張を隠せない男性参加者もいた。

 パーティーは12時半過ぎに始まった。最初は1対1の3分間トーク。各人のプロフィールが書かれた冊子を片手に番号順に面談していく。はじめこそぎこちなかったものの、場の雰囲気に慣れていくと、あちらこちらで会話がはずんでいった。司会者の「移動してください」の声にも、なかなか動こうとしない。

 「みなさん、すごく積極的なので驚いた。とてもいい雰囲気ですね」。この日、アドバイザーを務めた中部センターの金順愛所長もうれしそう。

 結局、予定時間を20分近くオーバーして3分間トークが終了した。この時点で気になった人を2人選ぶ。再婚者が少なくないせいか、みな真剣。「最適な伴侶を選ぶのですから」と一様に語っていた。

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 後半のメインはデートタイム。参加者全員が目をつぶる中、まずは男性から手を挙げた順に意中の女性を選ぶ。ペアで30分間のにわかデートを楽しむ。

 この時もみな積極的で、男性参加者の70%近くがすぐに手を挙げた。

 30分と時間が区切られているので、基本的にはホテルの中でのデートとなる。中にはカップルどうしがグループになって談笑する姿も見られた。

 後半、今度は女性が同じように男性を選び、30分間のフリータイム。前半の30分では話し足りなかったのか、自分を選んでくれた男性を選ぶ人が多い。

 「その人の中身を知ることが大切なので、たくさん話す機会を設けた方がよいとアドバイスした」と語るのは相談員の1人、岐阜結婚相談所の李貴仙事務局長だ。「参加者が積極的に相談員にアドバイスを求めるのも今回のパーティーの特徴」と金所長は言う。

 「時間がちょうどいい」「ざっくばらんな雰囲気で打ち解けて話せた」など、この企画は好評だった。

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 最後は1時間半のディナータイム。長時間話し合ったせいか、参加者も打ち解けリラックスムードだ。会場には、総聯愛知県本部の金鎮度委員長も駆けつけ、「ぜひ意中の人を見つけて」と激励した。

 このディナータイムの間に、意中の人を1人決める。ラストチャンスだ。相談員のアドバイスに真剣に耳を傾ける参加者たち。こうしてこの日、9組のカップルが誕生した。

 「すてきな方とカップルにならせていただき、たいへん感謝しております。先のことはまだ分かりませんが、私自身、努力してまいりたいと存じます」

 パーティー翌日、ある参加者からセンターにこんな感謝の言葉が寄せられた。(資料提供=同胞結婚相談中部センター)

9月の出会いのパーティー

 ★上野東天紅

 9日(日)、受付午後1時30分、開始2時。男・女共20代、30代。会員限定。参加費7000円。問い合わせ=同胞結婚相談関東センター(TEL  03・5816・5880)

 ★リーガロイヤルホテル小倉

  15日(土)、受付午後12時30分、開始午後1時。男性24歳〜、女性22歳〜。参加費1万5000円(会員割引あり)。問い合わせ=同九州センター(TEL  093・511・4122)

 ★新神戸オリエンタルホテル

  22日(土)、受付午後5時30分、開始6時。男性24歳〜、女性23歳〜。参加費男性1万2000円、女性1万円(会員割引あり)。問い合わせ=兵庫同胞結婚相談所(TEL  078・261・3922)

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