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初級学校中央サッカー大会

埼玉が優勝 今回から8人制も、優勝は大坂福島

 朝鮮民主主義人民共和国創建53周年 第23回在日朝鮮初級学校学校中央サッカー大会が5〜7日、茨城県のカシマグリーンランドサッカー場で行われた。今大会では、従来の11人制に加え、新たに8人制競技が行われ、それぞれ各組予選リーグと順位リーグ(1〜3部)、決勝トーナメントの方式で勝敗が競われた。

 11人制競技には36チームが参加した。1部決勝戦は埼玉初級と中大阪初級が対戦。正確なパスワーク、高い技術と強固なディフェンス力を発揮した埼玉初級が中大阪初級を4−0で下し、9年ぶり6度目の優勝を果たした。3位は西東京第1初級。

 19チームが参加した8人制競技の1部決勝戦には、大阪福島初級と京都第2初級が進出。1−0で大阪福島初級が京都第2初級を下して勝利し、3位は明石初級。

 大会では20人の優秀選手が選ばれた。

朝鮮人として堂々と

留学同サマーセミナー東・西ブロックで開催

 日本の大学・専門門学校に通う同胞学生が集う留学同のサマーセミナー「マダン(広場)2001」・東日本ブロックが5〜7日、長野・車山高原で行われ、100余人が参加した。

 初日、総聯中央国際局の徐忠彦部長が「21世紀の朝鮮半島情勢の行方と在日朝鮮人運動の可能性」と題して講演し、朝鮮人強制労働を題材にした映画「三たびの海峡」が上映された。メインは各地から集った参加者らによるディスカッション。在日同胞のルーツや本名宣言、将来の夢や就職問題など、日頃、思い悩んでいることについて率直に語り合った。そして、日本社会でも朝鮮人として堂々と生きていくことを確認し合いながら、互いの友情を深めた。翌日は、テコンドー、サムルノリ、民俗遊戯体験やスポーツ大会、バーベキュー、地方別文化公演、フォークダンスなどのイベントが催された。

 一方、西日本ブロックのマダンは6〜8日、滋賀県で開催され、180余人が参加した。

正義と良心への挑戦

日本政府の入国拒否で従対委が声明

 日本の市民団体の招請で東京、大阪、名古屋での平和集会に参加しようとした朝鮮の戦争被害者らが日本政府に入国を拒否されたことと関連し、訪日予定だった被害者と、同行する予定だった朝鮮の「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会の洪善玉委員長らが7日、平壌・人民文化宮殿で記者会見を行った。

 洪委員長は、日本政府を非難する同委員会の声明を発表。声明は、「日本政府がどれほど非道徳的な政府であり、日本がどれほど閉鎖的で排他的な国であるかを国際社会の前で自ら暴露したことになる」と指摘し、「日本政府の行為を、朝鮮の過去の被害者に対する耐えがたい冒とく、全朝鮮人民はもちろん人類の正義と良心への重大な挑戦、わが国に対する露骨な敵対行為とみなし、これを強く断罪、糾弾する」と主張した。

 会見に同席した日本軍性奴隷被害者の郭金女さんは「(日本政府の入国拒否は)すべての慰安婦被害者に対する耐えがたい冒とく、人権蹂躙行為だ」と述べた。

 また7日、「平和のための証言集会」(東京)実行委員会は記者会見を開いて抗議声明を発表。呼びかけ人代表の1人、土屋公献・元日弁連会長は「歴史的な暴挙に憤りを感じ得ない」と日本政府を強く非難した。

 一方、朝鮮人強制連行真相調査団は「平和のための集会に参加する被害国の被害者を加害者政府が入国拒否するとは、近年、国際的にも前例のない憂慮する事態である」として同日、国連人権小委員会に通報する文書を送付した。

罪過清算がカギ

朝・日関係で労働新聞

 労働新聞3日付は、朝・日関係改善のキーポイントは、日本が過去、朝鮮と朝鮮民族に多大な不幸と災難を被らせた罪過を清算することだとする論評を掲載した。
(朝鮮通信)

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