日米独市民シンポ、東京で開催
「戦争責任果すべき」
8月16日、東京都内の文京シビックホールで「日米独8月市民フォーラム−われわれは今どこへ向かうのか」が行われ、約130人が参加した。
このフォーラムは「正義の戦争はない」という作家小田実さんの呼びかけによって作られた市民団体、「良心的軍事拒否国家日本実現の会」と「中心21」が主催した。 ここには元米海兵隊中佐ジェイムズ・キーンさん、反ナチズム運動をしている独日平和フォーラム代表オイゲン・アイヒホルンさんが参加。また日本国内から大島孝一さん(キリスト者政治連盟委員長)、坂元良江さん(テレビプロデューサー)、吉川勇一さん(市民の意見30の会)が発言者として出席した。 小田さんは「現代の、戦争で死ぬのは、兵士ではなく民間人である」と強調しながら、戦争犠牲者中、民間人の占める割合は第1次大戦で5%、第2次大戦48%、朝鮮戦争85%、ベトナム戦争95%、コソボ空襲では100%と述べた。 ドイツのオイゲン・アイヒホルンさんは戦後のドイツと日本の歩みは正反対のものだったと指摘しながら「ドイツは戦争責任を果たす努力を続け、ナチスの犯罪を隠さず自らの手で追及している」と指摘した。 |