同胞コミュニティー東西南北

楽しく学び、自然に民族心を

香川・土曜児童教室

ここに注目!

目標はすらすら読めて話す
◆夏にはプール、秋には遠足
四国初中の生徒と交流

 香川県には朝鮮学校がありません。だから、子供たちに少しでも
民族教育の場を提供したいと、1999年5月13日に土曜児童教室を開講しました。

 昨年までは、朝銀や商工会に務める朝青の男性職員4人が講師を務めていましたが、今年からは年齢層がさらに若返り、20代前半の朝銀の女性職員2人が加わりました。生徒は小学校1年生から5年生までの12人です。

 生徒の送迎は講師らが行いますが、中には欠かさず子どもの送り迎えをしてくれるオモニも。

 授業は毎月第1、3土曜日に商工会の講堂で行います。テキストは朝鮮青年社から発行されているものを使用しています。

 大半の生徒は、習った単語の意味を覚えるまでに上達しました。ゆくゆくは文字をすらすら読めて、話せるようにしたい。

 いくら勉強とはいえ、子どもたちがいやいや通うようでは、頭に入るものも入りません。私たち講師一同は、子どもたちが楽しく学び、その過程で自然に民族心を養うよう、授業内容をわかりやすくし、教え方を研究していかなければと、日々努力を重ねています。

 授業のほかにも、毎年夏にプールに行ったり、秋には県内の山に遠足に行ったりと、レクリエーションの場を設けています。教室を軸に若いオモニたちがコミュニケーションを図れるようにと、親の参加も呼びかけています。

 また、四国に1校しかない朝鮮学校−四国朝鮮初中級学校(愛媛県)の生徒らと触れ合う場を持たせたいと思い、一昨年、同校で行われた「一日体験入学」に生徒たちを連れて行きました。

 ウリマルを教える過程で、子どもらには朝鮮人としての誇りと母国語を話せる楽しさ、喜びを、そして、子どもを児童教室に通わせることによって、親たちには民族教育の素晴らしさを感じてもらおうというのが、私たちの一貫した思いです。(講師一同)

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