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朝鮮大学校 第1運動場を全面改修

体育分野の強化策として

 創立当初から使用されてきた朝鮮大学校(東京都・小平市)の第1運動場が全面改修された。近年、体育学部を新設するなど体育分野に力を入れている同校では、運動場を専用グラウンドとして整備し、環境を充実させることが課題として提起されてきた。

 工事は夏休みの40日間に2,600万円の予算をかけて行われた。運動場全面に吸水性が優れ、足首やひざへの負担が軽いグラウンド舗装材「グリーンダスト」を敷き、周りに排水用の溝を設置。散水機2台と走り幅跳びの専用走路なども設置した。

 7日同校で、改修完工を祝う集いが張炳泰学長、韓学銖理事長、教職員と学生らが参加して行われた。

 なお、同運動場には昨年12月、北海道の同胞らが同校サッカー部の発展を願い、2,000万円をかけてナイター設備を寄贈している。

在日朝鮮人が中央大会

建国53周年で

 朝鮮民主主義人民共和国創建53周年を記念する在日本朝鮮人中央大会が8日、東京・北区の東京朝鮮文化会館で行われ、総聯中央の徐萬述議長と許宗萬責任副議長らが参加した。

 また同日、平壌の4.25文化会館で中央報告大会が行われた。最高人民会議常任委員会の金永南委員長は報告で、対外政策について触れ、敵対関係にある国でもわれわれの自主権を尊重し、敵視政策をやめれば、関係改善のための努力をすると語った。

 一方、建国53周年に際して、江沢民国家主席ら中国の党と国家の幹部らが連名で8日、金正日総書記をはじめとする朝鮮の党と国家の幹部に祝電を寄せてきた。また9日にはロシアのプーチン大統領が金正日総書記に祝電を送った。

人権侵害と認め謝罪を

京都・朝鮮統一委 市長に申入書

 朝鮮の自主的平和統一を支持する京都委員会(松井巌議長)の代表は5日、公安調査庁が各地の自治体から在日朝鮮人の外国人登録原票を不当に入手していたことと関連し京都市役所を訪れ、桝本頼兼市長あての申入書を提出した。

 申入書は、市が犯罪の嫌疑がない在日朝鮮人の個人情報を安易に提出したことに対し、彼らを犯罪者扱いするものであり、基本的人権の侵害にあたると指摘。さらに問題なのは、東京都杉並区が「公文書で依頼が来ているので、提出は当然」などと回答するなど、自治体が事件を正当化していることだと指摘した。

 そして、市が今回の事件を人権侵害として認めて在日朝鮮人に謝罪し、再発防止策を立てることを求めた。

労働英雄称号授与

柔道のケ・スニ

 平壌市牡丹峰区域体育選手団の柔道選手、ケ・スニに労働英雄称号が授与された。朝鮮最高人民会議常任委員会の6日付政令で発表された。それによると、ケ選手は2001年世界柔道選手権大会で金メダルを獲得し、朝鮮の尊厳と栄誉を世界にとどろかせた。

檀君開天節を共同で

民和協が声明

 北の民族和解協議会は7日、独島領有権を守るための北と南の学界討論会と10月3日の檀君開天節行事を北と南が共同で開催するための実務接触を金剛山で開くことを、南の当該団体と人士に提案する次のような声明を発表した。

 平壌で開催された民族統一大祝祭は、民族の和解と団結を成し遂げ、北南関係を発展させる1つの重要な契機になった。祭典参加者らは6.15共同宣言を履行するうえで、当局間でも対話と協議が開催されることを願った。そして祖国平和統一委員会では、当局間対話を開催することについての立場を表明し、開催されることとなった。われわれも6.15共同宣言を最後まで履行する決意である。

 また南の公安当局は、拘束した民族統一大祝祭参加者を釈放する措置を講じるべきだ。

21世紀も強化発展

江主席訪朝で労働新聞

 労働新聞8日付は、朝鮮労働党総書記である金正日国防委員会委員長の招請により、中国共産党中央委員会総書記の江沢民国家主席が朝鮮を公式親善訪問したことと関連して社説を掲載、次のように指摘した。

 今回の江沢民主席の訪朝は、朝中両国指導者間の親交をいっそう厚くし、21世紀に朝中友好関係を絶え間なく強化発展させるうえで歴史的な出来事となる。

 朝鮮人民は、現代化された社会主義中国を建設するうえで中国人民が収めた成果を心から喜んでおり、今後、より大きな成果を収めるよう望んでいる。

 朝中友好関係を新世紀にも引き続きダイナミックに強化発展させることは、両国人民の志向と念願、根本的な利益に全面的に合致し、アジアと世界の平和と安定、発展に肯定的に寄与する。

 朝鮮人民は、両国指導者間の度重なる対面と会談で合意した精神にのっとって、朝中友好・協力関係が各分野にわたっていっそう強化発展するものと確信している。
(以上朝鮮通信)

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