わが家の定番
あっさりピリ辛スープ
キャンプなどに最適
生徒たちを連れて毎年夏に行くキャンプの時、残り物で作ります。材料を一口大に切っている間に湯を沸かし、煮干しなどだしの出るもの、火の通りにくいものから順に入れていきます。時々味をみながら調味料を足します。本校の教員は遠方から通う独身者が3分の2を占めます。それで遅くまで残って作業を続ける先生たちの夜食代わりにと学校の厨房でたまに作ることもあります。においをかぎつけてくる生徒たちからも、夏には食欲が増し、冬には体が温まると評判です。両親がともに総聯の活動家だったため、幼い頃から学校から帰るとよくおやつや食事を作っていたのが料理を始めたきっかけです。(西東京朝鮮第1初中の愼基成教務主任、39歳)
【材料(20人分)】 A=水10リットル、煮干し40尾、鰹節100グラム B=豚肉600グラム、馬鈴薯6個、にんじん2本、ごぼう1本、青唐辛子15本 C=ねぎ3本、にら1束、豆腐2丁、しいたけ6個 D=みそ400グラム、コチュカル大3、コチュジャン大6、ごま油大3、すりにんにく5かけ分 【作り方】 @すべての材料を食べやすい大きさに切る。 A鍋にAを入れ、火にかける。沸とうする直前に煮干しと鰹節を取り出しBを入れる。ふたをして中火で20分ほど煮る。あくを取りながらCを入れ、Dを加える。一煮立ちしたらできあがり。 【ワンポイントアドバイス】 肉とごぼうからあくが出るのでこまめに取ること。肉の代わりに白身魚などを入れてもよい。コチュカルはあれば細引きと荒引きを1対2の割合で入れると味に深みが出る。ヤンニョムコチュ(コチュカルとすったにんにくを混ぜたもの)を入れても。隠し味に納豆を入れるとこくが出る。そのまま入れるとばらけず固まってしまうので、必ず箸でほぐすこと。 |