あの時、このひと言
「朝鮮の社会制度に憧れて帰国したが、国の恩恵を受けながら素晴らしい生活を送ってきた。だからこそ、博士学位の授与を最後の目標に定めず、国の科学技術発展のために最先端の研究を行い、必ずはっきりとした結実を生みたい」(朝鮮の金日成総合大学生物学部研究士・ファン・トクマンさん。1989年、朝鮮大学校理学部在籍中に帰国した)
◇ ◇ 「僕の夢は祖国統一だから、ロボットには『トンイル号』とつける」(ロボットをテーマにした世界初の総合的な科学技術の祭典「ロボフェスタ神奈川2001」に出場した神奈川朝鮮初中高級学校・中級部2年の元彰浩くん。同校からは全22人が出場した) ◇ ◇ 「朝鮮の被害者の声を聞くという姿勢そのものがない。…国交がないことは理由にならない」(在日本朝鮮人被爆者連絡協議会の李実根会長。被爆者援護法の適用対象から在外被爆者を外した74年の厚生省通達を不当とする大阪地裁判決を受け、4日、「在外被爆者に関する検討会」が開かれたが、国交がないことを理由に、同会で行われた在外被爆者本人の聞き取り対象者から朝鮮は外された) |