同胞コミュニティー東西南北

10月14日創立記念式典開きます

東大阪中級

ここに注目!

◆40周年記念実行委が活発に活動
◆対外公開授業、ゴルフコンペ、コンピューター、暖房寄贈
◆地域に根差した学校に。近く「支える会」結成へ
◆7800人の卒業生

 東大阪朝鮮中級学校は今年4月、創立40周年を迎えました。

 本校は1961年4月、祖国への帰国事業を背景に朝鮮学校への就学を希望する同胞子弟が急激に増えたことから設立されました。日本全国で同胞数が最も多い大阪府生野区に位置する本校は、全国で有数の単設中級部、マンモス校です。サッカー部が全国中学校サッカー大会に初出場するなど、さまざまな分野で全国に名をはせています。また、わが校が輩出した7800余人の卒業生たちは、在日朝鮮人運動の担い手として大阪はもちろん、各地で立派に役割を果たしています。

 創立40周年に際し、地域の同胞たちは3月に創立記念事業実行委員会(金憲二委員長)を結成し、民族教育を発展させるためのさまざまな取り組みを行っています。すでに対外公開授業、チャリティーゴルフコンペが開かれましたが、行事の総仕上げとして10月14日、記念式典と第39回運動会が本校で行われます。

 実行委員会は、生徒たちによりよい教育環境を整備するため、コンピューター36台と各教室にビデオ、暖房器具を設置してくれました。トイレの改築、下水道工事もです。不況の中、学校のために喜捨してくれた同胞の熱意に深く感謝しています。

 40周年を機にわが校では、日本市民に民族教育の正当性をアピールする運動にも力を入れています。対外公開授業には生野区長、大阪府議会議員をはじめとする200人の日本市民が訪れました。

 このような過程で理解が広がり、近く生野区の日本市民らが「朝鮮学校を支える会」を発足させる予定です。今後も知徳体のすべての分野において全国の朝鮮学校のモデルとなるべく、教育の充実をはかります。(夫永旭校長)

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