新年に際してのあいさつ

総聯中央常任委員会議長  徐萬述


 同胞のみなさん。

 私は希望に満ちた新年を迎え、在日同胞のみなさんに総聯中央常任委員会の名で祝賀のあいさつを送ります。

 昨年は金正日総書記の指導に基づき、祖国の人民が強盛復興の新時代を切り開いた意義深い年であり、総聯が第19回全体大会を機に21世紀の在日朝鮮人運動の進路を開拓する第一歩を記した歴史的な年でありました。

 金正日総書記は昨年、韓徳銖議長の逝去にともない朝鮮民主主義人民共和国の弔意代表団を派遣し、総聯愛国事業を力強く推し進めるよう私たちを鼓舞してくれました。

 また、第19回全体大会と中等教育実施55周年に際しては、新しい世代と教育活動家、商工人、同胞学父母らに国家受勲と表彰の栄誉を与えてくれました。

 総聯は昨年、19全大会の方針に従って新しい世代を積極的に前面に出し、仲むつまじく豊かで力強い同胞社会を作るための、新たな創造の道に入りました。

 昨年、同胞が住むいたる所で、多彩な行事と文化スポーツ大会がざん新かつ一定の規模で行われ、同胞社会は民族愛で満ちあふれました。

 とくに、同胞らは学校を愛する運動と教育権を擁護拡大する活動を力強く繰り広げ、また、朝銀北東、中部、西信用組合の事業譲受を完了し、近畿、関東における新組合設立の展望を切り開きました。

 一方、日本当局が朝銀の「検査忌避」を過剰に拡大させ敢行した総聯に対する不当な政治弾圧によって、総聯と同胞社会では厳しい環境が醸し出されました。

 しかし、同胞たちは総聯組織を守るために一丸となって立ち上がることで、愛国愛族の不屈の意志をアピールしました。

 新年2002年は、祖国と在日朝鮮人運動史において意義深い年となります。

 私たちは今年、金日成主席の誕生90周年と金正日総書記の誕生日を民族の大慶事として迎えます。

 在日同胞は今年、主席の高貴な業績を胸深く刻み、総書記を民族の領袖、統一の救星として、今よりさらに戴いていくでしょう。

 新年は、在日朝鮮人運動の進路と総聯と同胞社会の新しい姿を示した総聯第19回全体大会の方針を全面的に貫徹していく誇らしい前進の年です。

 主席が教育援助費と奨学金を送ってくれてから45周年にあたる今年、朝鮮学校の生徒数をさらに増やし、民族教育事業を大きく発展させる事業に愛国熱意を注いでいきましょう。

 また、近畿と関東で一日も早く新しい組合を立ち上げ、私たちの民族金融機関の営業を正常軌道にのせ、活性化させていくでしょう。

 現在、同胞のみなさんは日本の長期不況と、日々難しくなる事業環境のもとで経済的難関と生活の苦境を体験しています。

 こういう時こそ、総聯は同胞の真の服務者、忠僕であるとの使命感を抱き、みなさんに貢献していくでしょう。

 全総聯活動家は年初から、つねに同胞と共にあり、苦楽を共にし、心も力も合わせて困難を乗り越えることで、総聯を同胞に愛され、支持される真の同胞組織にしていくことを固く誓っております。

 私は意義深い新年に、在日同胞のみなさんが総書記の周りにより固く結集し、団結の力で新たな勝利と前進を実現していくことを確信しながら、みなさんの健康と幸福を願ってます。

在日本朝鮮人総聯合会中央常任委員会議長  徐萬述
2002年1月1日

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事