朝中友好の強化発展を

中国創建53周年 政府首脳に祝電


 中華人民共和国創建53周年に際し、金正日総書記は最高人民会議常任委員会の金永南委員長、洪成南総理と連名で、江沢民国家主席(中国共産党中央委員会総書記、中国中央軍事委員会主席)と全国人民代表大会常務委員会の李鵬委員長、朱鎔基首相に祝電を送った。

 祝電は、中華人民共和国の総合的国力がさらに強化され、社会の政治的安定団結と全国の統一をめざす活動で前進が遂げられ、国の対外的権威が日増しに高まっている、と指摘。われわれは中国人民が収めているすべての成果を心からうれしく思っており、今後さらなる成果を収めるよう希望すると強調した。

 そして、われわれはこの機会に、朝中友好が両国指導者の数回にわたる対面と会談での合意精神にのっとってさらに強化発展するものと信じつつ、中華人民共和国の隆盛発展と貴国人民の幸福を心から願うと表明した。

駐朝中国大使が宴会

 9月30日夕、武東和駐朝中国大使が平壌の玉流館で宴会を催し、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長、朝中友好協会の金秀学委員長(保健相)ら関係者と駐朝各国外交代表が招かれた。

 宴会では武大使と楊副委員長が演説。武大使は、「朝鮮の党と政府は経済発展を推し進め、朝鮮半島の緊張状態を緩和し、対外関係を強化する努力を傾けているが、朝鮮ですべての事業がスムーズに運び朝鮮の自主的平和統一が実現されるよう心から願う」と述べた。

 また楊副委員長は、「朝中友好を絶えず強化発展させていくのは、朝鮮労働党と朝鮮政府の揺るぎない立場であり意志である。われわれは今後も、中国の同志とともに朝中友好をより高い段階へと発展させるため積極的に努力する」と強調した。

 同日、劉志剛清津駐在中国総領事も宴会を開いた。

労働新聞は論説掲載

 1日付の平壌各紙は、中華人民共和国創建53周年に際して署名入りの論説を掲載した。

 労働新聞は、中国人民は今日、中国共産党の指導の下に国の現代化を推し進め、中国の特色ある社会主義を建設するために積極的に努力していると、次のように指摘した。

 中国政府は、社会的・政治的安定と団結の実現に格別な注目を払い、全国を統一するために努力している。

 われわれは、中国人民が国の富強発展と完全な統一をなし遂げる今後の活動でさらなる成果を収めるよう心から願っている。(朝鮮通信)

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