あの時、このひと言


 「在日同胞らの大きな関心を集めていると聞くが、その期待に必ず応えたい。日本には37人の学生と12人の教員らが行くが、みな日本、外国に行くという意識は持っていない。同胞らに会いに行くという認識だ」(ピョンヤン学生少年芸術団が所属する、万景台学生少年宮殿のリョン・ユンハク総長)

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 「朝鮮学校ではオール10の最優等生だった。でも、日本を離れて英語とフランス語だけで生活するのはとても大変だった。1世の苦労を身を持って経験しているような気分になった」(プロバレリーナとして米国で活躍する高美華さん。欧米に単身で移り住んだとき、在日1世のハラボジのことが思い浮かんだと振り返りながら)

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 「一生懸命やらなければとの思いが先に立ち過ぎて緊張してしまった。当初、平壌市民に対しては固くて硬直した印象を持っていた。しかし、実際に観客に接してみると反応も抜群だし、とても優しかった。40年間の歌手生活の中で最も記憶に残る誇らしい公演だった」(MBC公演団の一員として平壌公演に参加した歌手のリ・ミジャさん)

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