神奈川朝高第23回朝・日交流会
積み重ねが真の友好に
交流会ではまず、実行委員長の徐梨華さんがあいさつ。参加者を熱烈に歓迎しながら、この交流が朝・日の関係に大きな発展をもたらすものと期待し、今後も一緒に手を取り合っていこうと語った。 参加者らは運動場に設けられた朝鮮料理屋台で食事をし、民族楽器などの展示コーナーを見て回ったほか、朝鮮の相撲や将棋などを体験した。朝高、釜利谷高校の両サッカー部によるフットサルも行われた。
その後、体育館で文化公演が催され、朝高生が「パンガプスムミダ(歓迎します)」の歌に合わせて参加者を迎え入れた後、朝鮮舞踊「麗しきわが山河」と民族楽器重奏「ヘダンファ(はまなす)」、チョゴリ・ファッションショー、重唱、独唱、ハモネプなどによる朝鮮歌謡連曲を披露した。また同校の空手部と交流を深めている星槎学園高等部生徒による和太鼓も舞台に上がった。 交流会に初めて参加したという新栄高校の平茉里子さん(3年)は、「朝鮮学校は怖い≠ニいうイメージがあったが、実際に生徒とふれあい語り合ってみると、とてもやさしく、同世代であることをあらためて実感した。こうした交流を積み重ねてこそ、真の日朝友好に役立つと思う」と語っていた。彼女と仲良く会話を交わしていた同校の金美仙さん(1年)は、「朝鮮学校を知り理解してもらうことが、朝鮮を理解する第一歩になれば」と言う。 和太鼓の演奏を依頼してきた星槎学園高等部の小倉清司校長は、「今日は学校の行事もあったが、こうした時期だからこそ日朝の交流が大切と思い出演を依頼した。朝鮮学校と交流のある日本学校が集まり、どのように交流を進めていくべきか、今後もっと論議していきたい」と述べていた。 |