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「処遇改善に奮起したい」

日朝友好議連、福岡初中を初訪問

 福岡県日朝友好議員連盟が9日、福岡朝鮮初中級学校を初訪問した。

 この日参加したのは、社民、公明、共産の各党、緑友会、福岡県政クラブに所属する9人の議員。尹慶龍校長から同校の沿革や教育内容についての説明を受けた後、初級部から中級部までの授業を参観した。

 一行は、児童・生徒らとともに食堂で昼食のピビンバをほおばりながら交流を深めたほか、児童・生徒たちによる芸術公演も観賞した。

 広田誠一・県議会議員は、「児童・生徒たちが実に子どもらしい。特に音楽の授業では、その質の高さに驚いた。今後も日朝友好を目指し、民族教育の処遇改善に向けて奮起したい」と述べていた。

反テロは国連主導で

朝鮮代表が総会で指摘

 第57回国連総会第6委員会会議(2日)で朝鮮代表が演説し、自国の利害関係によって「反テロ」の美名のもと、一部の国を「悪の枢軸」「テロ支援国」と名指しながら先制攻撃の対象とし、公然と武力干渉まで企むのは事実上、一種の国家テロであると強調し、次のように指摘した。

 対テロ戦争は、徹底的に国連を中心に、国連憲章の目的と原則に基づいて行うべきである。

 あらゆる形態のテロとテロ支援に反対するのは、朝鮮政府の一貫した立場である。

 朝鮮代表団は、テロを撲滅するための現実的な方途が国連憲章の目的と原則に基づいて深く討議され、合意が遂げられることを期待する。(朝鮮通信)

統一の道で先頭に

北、南、海外青年学生統一大会、金剛山に600人が集う

 【高城発=姜鐘錫、姜イルク記者】「6.15共同宣言貫徹と民族の未来のための北、南、海外青年学生統一大会」が13、14の両日、金剛山で行われた。

 大人数の北南、海外の青年らが一堂に会するのは今回が初めて。北南の青年団体代表らは、6.15共同宣言発表記念行事や8.15光復節に際して行われた行事で実務接触を繰り返し、大会実現を目指してきた。

 大会の実現には、南の韓総連が「利敵団体」に規定されているなど決して順風満帆ではなかったが、急進展する北南関係と青年たちの努力によって、600人規模の合法的な大会を開くことができた。

 サッカーなどのスポーツ競技や統一歌大会、宴会など多彩な行事が行われた大会中、参加者らは一緒に歌を歌ったり、食事をするうち自然にうちとけていった。

 なかでも、亜洲大学環境都市工学部4年のチョン・セフンさんと、平壌演劇映画大学映画創作学部のリャン・イルグムさんは大会中、常に一緒にいながら話に花を咲かせていた。九龍淵登山の時にも2人は一緒で、周りからは「統一後のことを約束したのか?」とはやし立てられていた。

 チョンさんは、「そんな時代が来ればどんなにいいことか。帰ったら先輩や友達に大会のことを話して、みんなが統一運動に参加するようにしなければ」と話した。

 一方、朝鮮大学校教育学部音楽科の洪由花さんは、「北南の先輩たちと席を一緒にしていたら、本当に統一したような感じだった。統一のためもっとたくさんのことを学んでいかなければと思った」と、感想を述べた。

 統一を願う青年学生たちが参加した今大会は、統一運動をより発展させる契機となるとともに、統一への道で青年たちが先頭に立っていくことを内外にアピールした。

 なお、大会では「海内外の青年学生に送る共同アピール文」が採択された。

メガワティ大統領に慰問電

バリの爆弾事件で金永南委員長

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は14日、インドネシアの観光都市、バリで起こった爆弾攻撃事件により数百人の死傷者が出たことで、メガワティ大統領に慰問電を送った。

 金委員長はそのなかで、インドネシア政府と人民に深い同情と慰問の意を表しながら、あらゆる形態のテロに反対する朝鮮政府の原則的立場を明らかにするとともに、インドネシア政府が事件の後遺症を早急にいやし、被害地域の情勢と住民の生活を安定させるものとの確信を表明した。(朝鮮通信)

朝鮮政府代表団、中国を公式親善訪問

 最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長を団長とする朝鮮政府代表団が中国を公式親善訪問するために15日、平壌を出発した。空港で最高人民会議常任委員会の金允赫書記長と関係者、武東和駐朝中国大使が代表団を見送った。(朝鮮通信)

朝ロ外交54周年でロシア大使が宴会

 朝鮮とロシアの外交関係設定54周年に際し、カルロフ駐朝ロシア大使が12日、大同江外交団会館で宴会を催した。

 白南淳外相、平壌市人民委員会の梁万吉委員長、対外文化連絡委員会の文在譜マ員長代理、関係者らが招かれた。

 宴会ではまずカルロフ大使が演説し、両国間で各分野での代表団交流が活発に行われていることについて大変満足していると述べ、朝鮮人民が金正日総書記の指導のもと、強盛大国建設でさらなる成果を収めるものとの確信を表明した。

 つづいて演説した白外相は、われわれは今後もロシアの友人たちとともに、朝ロ新国家間条約と各共同宣言に明記された自己の義務を徹底して履行することにより、共同の繁栄と発展、そして北東アジアと世界の平和と安全保障に積極的に寄与していくと強調した。

 これに先立ち11日夕、清津駐在ロシア総領事も宴会を催した。(朝鮮通信)

無声映画「アリラン」の試写会開く

 無声映画「アリラン」の試写会が11日、平壌国際映画会館で開かれた。朝鮮アジア太平洋平和委員会の李種革副委員長、趙燦求文化次官、関係者、映画人、市内の勤労者、試写会のため滞在中の南朝鮮の代表団が鑑賞した。

 映画「アリラン」は、1920年代に創作されたものを南朝鮮の映画制作会社が当時のように無声映画で再現したもので、日本帝国主義の軍事占領時下の朝鮮農民たちの悲惨な生活と悲劇的な運命、そして地主と日本に抵抗してたたかう姿を描いている。なお、8日に平壌入りした南朝鮮代表団は12日、日程を終え帰途についた。(朝鮮通信)

往来ニュース

 12日 欧州連合(EU)本部と欧州諸国を訪問する朝鮮外務省代表団(団長=崔秀憲外務次官)、中国を訪問する朝鮮労働党平壌市委員会代表団(団長=張仁守書記)がそれぞれ平壌を出発した。
 11日 シリアを訪問する朝鮮政府科学技術代表団(団長=李光濠科学院長)が平壌を出発した。同代表団はインドで開催される第3世界科学アカデミー第8回大会に参加する。
 また、中国で開催される第5回アジア芸術祭に参加する平壌芸術団(尹天真団長)が平壌を出発した。平壌駅で宋錫煥文化次官ら関係者が見送った。
 9日 労働新聞代表団(団長=李俊河副主筆)がラオス訪問のために、また朝鮮人民軍親善参観団(団長=姜杓英中将)が中国訪問のためにそれぞれ、平壌を出発した。
 8日 英国新共産党代表団(団長=キャンプシェル委員長)が平壌に到着した。   (朝鮮通信)

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