ニュースPICK−UP


朝鮮学校の助成充実を・愛知

日朝教育・文化交流をすすめる会、県知事、市長に要望書

 「日朝教育・文化交流をすすめる愛知県の会」(最高顧問=海部俊樹・元首相、会長代行=高橋則行愛知県議会議員)が10日、愛知県公館と名古屋市役所を訪れ、神田真秋・県知事と松原武久・名古屋市長あてに愛知朝鮮学園への助成の充実を求める要望書を提出した。金鎭度・総聯愛知県本部委員長、文光喜・朝鮮学園理事長が同席した。

 席上、高橋会長代行は、「歴史的な日朝平壌宣言が発表され、日朝両国は友好親善を築く新たな関係に入った。それを促進する運動の一環として朝鮮学園に対する教育助成金を続けて引き上げてほしい」と語った。これに対し、神田知事は、「先日の全国知事会議でも多くの知事が平壌宣言を歓迎していた。会の皆さんや在日朝鮮人の方々と連携しながら、実現のため努力していきたい」と述べた。「愛知の会」は要望書で、県には補助金制度の新設、市には授業料軽減補助金などの充実を求めている。

新潟で金剛山歌劇団公演、1500人で大盛況、名古屋、岡崎市でも計2700人

 新潟県民会館で7日、金剛山歌劇団の公演が行われた。朝・日会談以降、一部で反北感情が高まる中、開催に懸念を示す日本人関係者の声もあったが、日本市民、南の同胞、留学生を含む1500余人が観覧する大盛況となった。

 実行委員会では、「朝・日親善のきずなを絶やすわけにはいかない」と準備に奮起。関係者の身辺保護を強化する一方、当日の会場警備を地元警察に依頼するなどして昼夜の2回にわたる公演を実現させた。

 観覧したある日本人は「長年続いてきた毎年恒例の公演とあって、今年も楽しみにしていた。観覧できて本当にうれしい。これからも日朝友好と国交正常化に向けて手を取り合っていきましょう」と感想を述べていた。なお、4日に愛知県名古屋市、5日に岡崎市の両市で公演が行われ、計2700余人が観覧した。

多彩な行事で相互理解深める

北南女性統一大会

 【高城発=姜鐘錫、姜イルク記者】「6.15共同宣言実践と平和のための北南女性統一大会」が16、17の両日、金剛山で行われた。

 大会には北側から朝鮮民主女性同盟中央委員会、朝鮮女性協会をはじめとする女性団体や各部門の女性代表、各階層の女性が参加。南側からは女性団体協議会、女性団体連合、平和を作る女性の会、反米女性の会など統一連帯所属の女性団体と、民族和解協力汎国民協議会、7大宗団に所属する女性団体代表らが参加した。

 また、日本から在日本朝鮮民主女性同盟金昭子委員長を代表とする代表団と、在日韓国民主女性会代表が参加、中国、オーストラリアからも代表が参加し、700人規模の大会となった。

 大型統一旗の掲揚で幕を開けた大会では、祝電の紹介と祝賀演説が行われた。つづいて行われた討論会では、6.15共同宣言の履行と朝鮮半島に平和と統一が1日も早く訪れるよう、あらゆる努力をしていくことが話し合われた。

 大会では、共同刺しゅうや美術展覧会、娯楽競技、北南アーティストの合同芸術公演、登山、宴会など、また、政治、経済、教育など8つの部門別面談も行われた。

 教育・文芸部門の面談では、「教育事業は人材育成の重要なセクション。北側では教育担当者の80%が女性で、第14回アジア大会でもわかるように、スポーツも女性の方が達者です」と北側の司会者が紹介すると、拍手喝采が送られた。

 大会閉幕式では共同決議文が採択された。

 今大会は6.15共同宣言以後開かれた労働者や農民などの大会、そして13、14日の青年統一大会に続いて行われたもの。これにより、基本階層のすべてが単独で統一行事を開いたことになる。

ロ、北南の3者会談支持

朝鮮鉄道省スポークスマン

 朝鮮鉄道省スポークスマンは朝ロ鉄道連結問題と関連し18日、次のような談話を発表した。

 朝ロ鉄道連結は、両国人民はもちろん北東アジアと欧州諸国間の経済的連携と協力を大幅に拡大、発展させ、ひいてはアジア太平洋地域と世界の平和と安定、人類共同の繁栄を遂げるうえで大いに寄与する重要な事業である。先にロシアは、朝鮮半島とシベリア鉄道連結事業を実現する措置の一環としてわが国とロシア、南朝鮮の鉄道関係者間の3者会談を提案した。

 われわれは、ロシアのこの提案が朝ロ鉄道連結事業を成功裏に実現することに寄与するものとみなし、これを支持する。

 われわれとロシア、南朝鮮が参加する3者会談が開かれれば、肯定的な結実をもたらすことができるだろう。(朝鮮通信)

中朝友好を極めて重視

李鵬委員長、朝鮮政府代表団と会見

 中国全国人民代表者大会(全人代)常務委員会の李鵬委員長は16日、北京の人民大会堂で、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長を団長とする朝鮮政府代表団と会見し、談話を交わした。李委員長は席上、中国の党と政府は中朝友好協力関係をきわめて重視していると述べ、金正日総書記の指導のもとに朝鮮人民が経済建設と北南関係、対外関係分野においてさらなる成果を収めるものと確信すると語った。

 同日、胡錦涛国家副主席も代表団と会見し、中朝友好協力関係を強化発展させることは両国の安全と発展、朝鮮半島の平和に有益であり両国人民の根本利益に合致すると指摘。中国の党と政府は友好協力関係を強化発展させようとする揺るぎない立場を堅持していると強調した。(朝鮮通信)

姜副委員長が人民大会堂で歓迎宴

 全人代の姜春雲副委員長は15日夕、朝鮮政府代表団のために北京の人民大会堂で宴会を開いた。

 宴会では姜副委員長が演説し、昨年7月、中朝友好協力相互援助条約締結40周年行事に参加するために訪朝、金正日総書記と会見した事実に言及しながら、朝鮮政府代表団が訪問期間、立派な成果を収めるよう願うと述べた。

 一方同日、楊副委員長は表敬訪問した唐家X外相と会見した。(朝鮮通信)

日本語版TOPページ