第8回北南閣僚級会談共同報道文
第8回北南閣僚級会談が2002年10月19日から22日まで平壌で行われた。
会談で双方は、最近北南関係が6.15共同宣言の基本精神に沿って好ましく発展していることについて肯定的に評価し、北南共同宣言を履行するため引き続き努力し、当面の問題を解決するため次のように合意した。 1.北と南は6.15共同宣言の精神に沿って、朝鮮半島の平和と安全を保障するため共同で努力し、核問題をはじめとするすべての問題を対話の方法で解決するよう積極的に協力することにする。 2.北と南は東・西海の鉄道、道路建設が同時に早く進捗するよう閣僚級会談が積極的に推進するようにする。 双方は1次的に東海線鉄道と道路を金剛山地域に、西海線鉄道と道路を開城工業地区に連結する。 双方は東海線鉄道連結工事を早く推進し、南側は江陵方向への南側区間連結工事を中断することなく早く推進する。 3.北と南は、開城工業地区建設着工を12月中に行う問題と建設に関連した実務的問題を、開城工業地区建設分科で討議することにし、開城工業地区が建設されたらその中に南側の該当部門事務所を設置することとする。 4.北と南は双方民間船舶の相手側領海通過と安全運航など、海運協力に関する海運合意書採択のための関係者実務接触を、11月中に金剛山で行うこととする。 5.北と南は、相手側の人員通行および物資輸送に関する通行合意書採択問題を、北南鉄道、道路が最初に連結される時期に合わせて協議することとする。 6.北と南は、南側の漁民が北側の東海漁場を一部利用する問題と関連し、該当実務接触を早い時期に金剛山で行うこととする。 7.北と南は離散家族・親せきの金剛山面会所を早く建設し、戦時の行方不明者の生死、住所を確認する赤十字団体の事業を積極的に推し進めるようにする。 8.北と南は第9回北南閣僚級会談を、2003年1月中旬にソウルで開催する。 |