児童のための世界建設は重大な活動

国連総会で朝鮮代表


 【平壌21日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】第57回国連総会第3委員会会議の案件43「児童特別総会の結果履行」問題討議の際に行った演説で、朝鮮代表は14日、児童のためのよりいっそう安全で立派な世界を作ることは、人類の興亡に関わる重大な活動であり、未来のためにわれわれが時代と歴史の前に担った崇高な道徳的義務であると強調しながら、児童のための世界を建設するうえで提起される朝鮮政府の立場を明らかにした。

 代表は、何よりも重要なのは児童の生存、保護、発展のための正しい民族政策と制度的装置を備えることであると指摘しながら、次のように続けた。

 各国の具体的実情と要求にかなう児童権利保障体系を改善・完成し、その効果的運営に向けた社会的措置を講じ、児童権利保護のための法律的制度をより強化し、情報化時代にふさわしい教育条件と環境を具備、完成すべきである。

 とくに、児童福利の物質的保証となる民族経済を発展させなければならない。

 次に、民族的規模で児童の生存、保護、発展をはかり、児童のための世界を建設するにはこのための国際的環境を作ることが緊要である。

 国家の自主権を踏みにじりながらあらゆる児童問題を生む強圧的な経済制裁と経済封鎖を解体し、紛争問題を平和的に解決する適切な対策を講じ、児童問題解決のための寄贈を増やし、国際的協力を強化することが必要である。

 朝鮮代表は、各国は今年の児童に関する国連総会特別会議で表明した政治公約を誠実に履行し、国連と各国連機関は「児童優先」という崇高な人道的理念に即して児童問題解決のための先進国の寄贈を増やし、地域的・国際的協力と調整を強化するため務めるべきであると強調した。

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