李昇昊のツボ教室(7)

歯痛のツボ


 歯が痛むのは、一般には、虫歯、歯の根っこの炎症、それといわゆる歯周病に原因があります。原因も無く歯が痛むこともあります。歯の痛みとともに、あごまで浮いた感じがしたり、ひどくなると頬からこめかみまで痛みだし、口の中が熱くなり、便秘を起こす人もいます。ツボ療法は有効ですので試してみましょう。

 「代表ツボ」

 ▽外関(がいかん)

 1、指先で、ツボをやや強めに、3秒押して1秒休む間隔で2分間指圧する。
 2、次に、爪楊枝のとがったほうで、トントンと5分間たたく。
 3、そこへ簡単灸(せんねん灸など)を3つすえる。

 「症状別のツボ」

 ●冷やすと楽で、口臭が強い場合

 児[(れいだ)

 ●熱や寒気がして、激しく痛む場合

 曲池(きょくち)

 ●歯が浮く感じで、ちょっとした刺激で痛む場合

 太谿(たいけい)

 ●虫歯による痛み

 頬車(きょうしゃ)

 ※各ツボは、代表ツボと同じように刺激する。

 「ポイント」

 ・治療後に、両手の指先で、唇の上から歯茎をトントンと10分間たたきながらマッサージします。
 ・歯の痛みが止まっても、ツボ療法を続けておくと予防になります。
(うえの針灸整骨院院長、TEL 03・3832・6899)

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