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オモニの気持ち舞台に込め

女性同盟結成55周年神奈川同胞女性の芸術公演

 女性同盟結成55周年記念神奈川同胞女性たちの芸術公演「オモニの歌」(主催=同実行委員会)が10月27日、神奈川県横浜市の神奈川朝鮮文化会館で行われた。

 公演には1世から4世までの地域のオモニ210人が出演、会場は約700人の観覧者でいっぱいになった。合唱「オモニの歌」で幕を開けた公演では、民族の悲しみを乗り越えてきた1世や1世の思いを受け継いだ2世、3世のオモニたちの誇りを歌や踊りで表現、観客から惜しみない拍手が送られた。

 最後は舞台から降りた出演者と観客がひとつになって「統一ムジゲ」を熱唱、会場は大いに盛り上がった。観客らは、「こんな厳しい情勢の中で、同胞がそばにいるというぬくもりを感じた」「オモニパワーでこれからも難関に打ち勝ってほしい」と感想を述べていた。

「死ね」の落書き、ガラス割られ

総聯愛知県本部と愛知商工会館に暴挙

 日本人拉致事件と関連し、各地で在日朝鮮人に対する暴言、暴力、嫌がらせが続くなか、総聯愛知県本部(名古屋市西区)と愛知県商工会(名古屋市千種区)に対して偏見と悪意に満ちた暴挙が加えられた。

 10月28日の午後、総聯本部には40代前後と見られる男性が「朝鮮人を狙って殺す」との脅迫電話を3回続けてかけてきた。翌29日早朝には何者かが総聯本部会館の玄関シャッターに黒のスプレーで「死ね」「殺す」の落書きをした。「在日本朝鮮人総聯合会愛知県本部」と書かれた表札も、黒と黄色のスプレーでいたずらされ、彫られた字が見えなくなっている。クーラーの室外機にも「死」と書かれ、窓ガラスも2枚割られた。

 さらに29日の午前と午後には右翼が本部会館前で騒ぎ立て、業務を妨害した。

 一方、県商工会の最寄駅である地下鉄吹上駅にも2度にわたって侮蔑的な落書きが書かれた。

 1回目は28日に発見された。7番出口の階段を上った所にある地図に商工会の場所を示し、「テロ国家名古屋事務所はここ→」と書かれている。30日にはさらに大きい字で「犯罪国家 名古屋支部」と書いてあった。

 同商工会は日本人拉致事件が明らかになった9月17日から1週間ごとに落書きの被害を受けている。翌18日、事務所に「人殺し」などと落書きされ、21日には周辺にある電柱10本に「朝鮮総聯=拉致テロ国家 名古屋支部」、事務所前のバス停留所にも「テロ国家出張所前」と偏見に満ちた暴言を書かれた。職員や商工会会員の不安は煽られるばかりだ。

 愛知県下の同胞は、総聯本部と商工会館に対する悪らつで無差別な暴挙に怒りと憤りをあらわにしている。

 総聯本部の代表らは愛知県西警察署を訪れ、犯人の逮捕と警備の強化を求めた。
【愛知支局】

「愛の募金運動」スタート

 年末の恒例行事となっている総聯の「愛の募金運動」が今日からスタートした。在日同胞の中には難病や心身の障害とたたかっている人、一人暮らしや寝たきりの高齢者、孤児、交通遺児、また自然災害などによって不遇な環境で暮らしている人が少なくない。「愛の募金運動」はこのような同胞を励まし、助けるための全同胞的な運動として年末に欠かさず繰り広げられている。

 受付期間は12月15日までで、窓口は総聯の各本部や支部、各地の朝鮮学校など。

 送金の場合は、朝銀東京本店営業部(普)1074780、口座名「サランエモグン」まで。

 募金や救援物資は、各地の同胞生活相談綜合センターを通じて、来月1日から20日までの間に対象となる同胞らに手渡される。

朝高サッカー部が活躍

 12月30日に開催される第81回全国高等学校サッカー選手権大会の各都道府県別予選で、各朝鮮学校のサッカー部が活躍している。

 8月中旬に行われた地区予選競技から参戦している東京朝高サッカー部は、地区および都大会で快進撃を続け現在ベスト4に残っている。準決勝の相手は今年のインターハイ覇者の帝京高校(9日午前11時〜、西が丘競技場)。

 一方、79回大会についで2年ぶり2回目の出場を狙う大阪朝高も奮闘中だ。府大会5回戦から参加している同校は5、6回戦で快勝、現在ベスト8に位置している。

 また、広島朝高も2次予選リーグで2位以上が確定、8校が出場する決勝トーナメントに駒を進めた。神戸朝高も県大会1、2回戦で勝利を収めベスト8となっている。

 一方、東京朝高ラグビー部も10月27日、3回戦で対戦した都立府中高校を52―7で下し、5年連続で準々決勝進出を果たした。準々決勝は3日、日大二高立川グラウンドで午前11時10分から。

ハバロフスク辺境政府代表団と趙昌徳副総理が会見

 趙昌徳副総理は10月29日、万寿台議事堂でアレクサンドル・レビンタール副首相を団長とするロシア・ハバロフスク辺境政府代表団と会見した。

 会見にはキム・ヨンジェ貿易次官と駐朝ロシア大使館のセルゲイ・リョーシュキン貿易参事が参加した。

 代表団は28日に平壌入りした。(朝鮮通信)

往来ニュース

 10月29日 カナダのヨーク総合大学のステファン・エンリコット名誉教授を団長とするカナダ米軍蛮行真相調査団が平壌に到着した。
 また、ロシア連邦のゲンナジー・パジェエフ交通相一行が平壌に到着した。
 10月28日 ロシアを訪問する朝鮮人民軍の李明秀大将を団長とする朝鮮軍事代表団が、平壌を出発した。空港で朝鮮人民軍の朴勝源上将ら将官、軍官とウラジスラフ・プロコペンコ駐朝ロシア大使館武官が代表団を見送った。
 また、中国を訪問する朝鮮中央放送委員会代表団が、平壌を出発した。
 10月26日 ロシアを訪問する朝鮮人民軍の呉琴鉄上将を団長とする朝鮮人民軍空軍代表団が、平壌を出発した。
 10月25日 イランで行われた平和のための通信社国際フォーラムに出席した朝鮮中央通信社代表団が帰国した。(朝鮮通信)

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