「明るく元気な姿知って」朝・日友好をアピール

第48回豊橋まつりに豊橋初級児童、同胞が初参加


 10月19、20日に行われた「第48回豊橋まつり」に愛知県豊橋市の豊橋朝鮮初級学校児童、地域同胞らが初めて参加した。

 祭りは、東三河地区最大のイベント。19日には同校オモニ会がトック(朝鮮の雑煮)など朝鮮料理の屋台を出店し、売り上げを学校に寄付した。また20日に行われたパレードには、鮮やかな民族衣装をまとった初級部児童全員と幼稚班年長組が出演し、チャンゴやケンガリなど朝鮮の民族楽器を鳴り響かせながら道行く人々に朝鮮学校と朝・日友好をアピールした。

 日本人拉致事件と関連し全国で朝鮮学校に対する嫌がらせが絶えないなか、一部では参加中止の声も上がったが、「こんな時だからこそパレードに参加して、明るく元気な子どもたちの姿を多くの日本市民に知ってもらうことが大切だ」という保護者たちの意見により学校側が参加を決定。岡崎、豊橋、小坂井地域に居住する保護者らがともにパレードに付き添い、児童たちの身辺保護も行った。

 沿道の日本市民、外国人からの、「かわいい」「サンモがとても上手」などの声援と大きな拍手に、「勇気付けられた」と涙ぐむ同胞もいた。

 なお地元の名古屋テレビでは祭りの模様が10月22日、「開かれる朝鮮学校」というタイトルで放映された。9月22日に行われた公開授業に続き2回目。【豊橋初級】

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