ニュースPICK−UP


「朝・日友好」米、朝鮮の子へ

群馬初中児童と日本の小中学生、稲刈りで交流

 食糧不足に悩む朝鮮の子どもたちにコメを届けようと10月27日、群馬朝鮮初中級学校初級部児童35人と地元の日本の小中学生約20人が共同で稲刈りを行った。

 稲刈りは食糧難に苦しむアフリカやアジアの子どもたちに食糧を届ける活動を行っているNGO団体「マザーランド・アカデミー」(東京・品川)の企画のもと、「富士見村国際協力米を作付ける会」が管理する群馬県富士見村の水田で行われた。東京、神奈川から駆けつけた日本市民もいた。

 朝・日の児童たちは450キロ分の稲を収穫後、交流会で互いに歌を披露するなどして友情を深め合った。村上章子代表(64)は「拉致問題で日朝関係が厳しい状況にあるが、人間同士の愛情が通うなかで子どもたちを育てていきたい」と述べた。収穫米は11月末頃、同会がともにプレゼントするサッカーボール100個と合わせて朝鮮半島北西部に届けられる予定。【群馬初中】

不可侵条約が最善の方途

国際科学、平和週間討論会

 国際科学と平和週間に際して11日、討論会と写真展が平壌で開かれ、朝鮮平和擁護全国民族委員会の文在譜マ員長、反核平和のための朝鮮原爆被害者協会の朱成雲会長、朝鮮反核平和医師協会の崔昌植委員長ら関係者が参加した。

 討論会では、新しい世紀の要求に合わせて科学技術研究と国際的な交流を強化し、朝鮮半島と東北アジア地域での戦争の危険を除去、平和を保障するための問題などが討議された。

 また、朝鮮半島の核問題解決のために朝鮮政府の提案した朝米間の不可侵条約締結案が朝鮮半島に作り出されている深刻な事態を解消し、平和を保障するための最善の方策であることが強調され、米国がこの提案を速やかに受け入れるよう求めた。(朝鮮通信)

チェコで緊急総会、共同行動呼びかけ

 白頭山チェコ朝鮮友好協会の緊急総会が1日、プラハで開かれ声明を採択。朝米不可侵条約締結提案が朝鮮半島の重大な事態を対話と協議の方法で妥結するためのもっとも現実的な方途になると指摘し、世界の進歩的人民が朝鮮人民の闘争に固い支持と連帯を送るためのグローバルな共同行動を積極的に行っていくよう呼びかけた。(朝鮮通信)

「核問題を根源的に解決する現実的提案」

 労働新聞9日付は、米国支配層の対朝鮮敵視政策のため現在、朝鮮半島に生じた重大な事態を打開するもっとも合理的かつ現実的な方途は、朝米間に不可侵条約を締結することだと強調、次のように指摘した。

 朝米間に不可侵条約を締結するというわれわれの提案は、核問題を根源的に解決するための現実的な提案である。

 朝鮮半島の核問題は、およそ半世紀前から米国が世界制覇戦略に従って対朝鮮敵視政策を追求し、南朝鮮とその周辺地域に膨大な量の核兵器を配備して朝鮮を威嚇してきたことから生じたものだ。

 現在、朝鮮半島には現実的な平和保障の制度的装置がない。

 不正常な武力衝突を防止し、情勢を緩和して平和と安全を保障する道はわれわれの提案通り、朝米間に不可侵条約を締結することにある。(朝鮮通信)

平壌情報センタープログラム講習開始

 9月27日に設立された平壌情報センター(PIC)プログラム開発室・講習所でプログラム講習が1日から行われている。

 講習は、専門家とアマチュアのクラスに分けて行われ、各部門の現職幹部、研究者、労働者、農民らが参加。コンピューター・ネットワーク技術、経理およびデータベース、建築設計などのソフト開発技術などのプログラムが扱われている。(朝鮮通信)

武漢国際サーカス祭典、「飛行者たち」に最高賞

 中国、ロシア、ベトナム、ウズベキスタン、日本など20余の国と地域から250余人の俳優が参加して1〜4日まで開かれた中国・武漢国際サーカス祭典で、平壌サーカス団の空中サーカス「飛行者たち」が祭典最高賞である黄鶴賞を、またサーカス「縄中心造形」も優秀賞を受賞した。

 祭典で朝鮮のサーカス俳優たちは、18メートル長距離飛び、3回転3回ひねりなど、さまざまな高度のテクニックを連発し観衆を沸かせた。

 黄鶴賞を受賞した「飛行者たち」は、第22回モンテカルロ国際サーカスフェスティバル、第7回中国呉橋国際サーカス祭典でも金賞、金獅子賞をそれぞれ受賞した世界的によく知られた作品である。(朝鮮通信)

アジア大洋州パラシュート大会で金

 8日発の朝鮮中央通信によると、マレーシアで行われた第6回アジア大洋州パラシュート選手権大会のアキュラシーランディング男子集団で朝鮮が金メダルを獲得した。

 また、同部門男子個人でキム・チャンミョンが銅メダルを獲得した。(朝鮮通信)

ソウルで全国農民大会

 「全国農民大会」が13日ソウルで行われ、各地から集まったおよそ15万の農民が参加した。

 全農のチョン・ヒョンチャン議長は開会辞の中で、「全泰一烈士の亡くなった11月13日に、解放後最大規模の農民集会を開くことができたのは歴史的なこと」「今日を、農民が新しい歴史を刻み始めた日と宣言する」と述べた。

 また、「現在私たちの農業は、WTOによるコメ輸入の全面開放という絶体絶命の危機の前で、黙って死ぬか、戦って死ぬかの選択を迫られている。私たち農民自らが主人公になりこのたたかいで勝利しよう」とアピールした。

 つづいて、連帯発言を行ったユ・ドクサン民主労総非常対策委員会委員長は、「WTOの開放圧力は農民だけでなく全社会的な問題」としながら、「この地の主人である労働者と農民がさげすまれる世の中を変えるため、みんなで団結してたたかおう」と述べた。

 大会では、盧武鉉民主党候補、鄭夢準国民統合21候補、権永吉民主労働党候補など大統領選候補たちが演説を行い、自身の農業政策に対する立場を明らかにした。

 参加した農民らは、WTOコメ輸入の開放反対、韓―チリ自由貿易協定の撤回など8つの要求案が含まれた決議文を朗読し、デモ行進を行った。

 大会終了後、ホン・ボン全農祖国統一委員長は、「自分たちのはっきりした要求を持ちこれだけ大規模に集まったのは初めて。これは農民たちが自分の役割を認識するようになった表れだ。この流れが民族問題とつながれば、大きな力になるだろう」と述べた。

往来ニュース

 12日 世界食糧計画(WFP)のモーリス事務局長一行が平壌に到着した。空港で崔秀憲外務次官ら関係者が一行を出迎えた。
 また、ラオス法律代表団(団長=ティサク司法次官)、エクアドル・カニャール州のアンドテーラ長官がそれぞれ平壌に到着した。(朝鮮通信)

日本語版TOPページ