23日、青商会が大阪でウリ民族フォーラム
1996年から始まった在日本朝鮮人青年商工会の「ウリ民族フォーラム」が23日、大阪・森ノ宮ピロティホールで開かれる。
景気低迷や日本人拉致事件を機にヒートアップする朝鮮バッシングなど、何かと暗いニュースが続く同胞社会だが、この試練と苦難をあえて楽観的なパワーで笑い飛ばし、望むべき未来を自らの手で引き寄せる「元気」を「笑い」で発信する。 フォーラムのテーマは「MILE・SMILE・MILE・SUPPORT」。同胞の子どもたちの夢、民族教育にスポットをあて、その歴史と現在、未来を展望する。 午後1時から行われるフォーラムは盛りだくさん。 1部の全体フォーラムでは、大阪朝高卒の高貞恵さん(カナダ在住、留学斡旋事務所経営)、民族学級講師の朴正恵さん、南の映画監督チョ・ウルリョンさんらをパネラーに迎え、子どもたちの未来を支えるサポートのあり方、方向性を導き出す。 続く緊急討論会「同胞社会をいかに築くか」は、各地の代表がきたんのない意見を吐露する場だ。 2部の文化公演では、安聖友さん(大阪朝高卒)のマジックショー、朝鮮学校児童らの芸術公演、そして今イベントの目玉、吉本の役者と同胞たちのジョイント「コリアタウン物語」が上演される。 大阪の青商会メンバーは現在、各地の会員を迎え入れるため、準備に拍車をかけている。オープニングセレモニーの合唱で指揮者を務める八尾柏原青商会幹事の高景敏さん(36)は、「本番はスーツで舞台に立つが、仕事着で出たい気持ち。仕事をし、家庭を築きながら子ども、組織を守っている僕たちの姿を伝えたいからだ。これからも同胞社会を守っていく意気込み一色のイベントにしたい」と奮起する。 日時=11月23日(土、祝)12時10分開場、13時開会。1部は時20分〜、2部は16時半〜18時。 |