干渉を容認しない

朝鮮鉄道省代弁人声明


 米軍が北と南の合意によって鉄道・道路連結のための非武装地帯の地雷撤去作業が最終段階に入った今、突然「停戦委員会の許可」問題を持ち出して鉄道、道路の連結作業の進展を妨害している。

 交戦双方が先鋭に対峙している軍事境界線地域で同工事が行われるだけに、北側が提起される諸般の問題についてすでに南側とはもちろん、米軍側とも十分に協議し、合意を見た。

 「核騒動」でわが民族の生存権と自主権を侵害しようとあらゆる横暴を振るっている米国が、今になって断ち切られた民族の血脈さえつなげないよう妨害し、ひいては世界的な共存、共栄にもブレーキをかける行為は何によっても正当化されない。

 これまで北南間には陸地と海上、空中で多数の人員が車両と船舶、飛行機を通じて軍事境界線を往来したが、「国連軍」側は一度も往来者名簿を求めたことがなかったし、われわれも同様に彼らにそんな名簿を提出したこともなかった。

 ところが、こんにちに至って米国がわれわれとの合意も無視し、北南間の合意まで踏みにじりながら前例のない無理強いをしているのは、すでに有名無実になった「国連軍」の存在名分をたてなおし、北南関係の発展を阻もうとするところにその目的がある。

 米国のこの行為は、植民地占領者のごう慢無礼な専横として、北南間の和解と協力、平和と統一に反対するだけでなく、関係国と欧州諸国の利害関係さえためらうことなく踏みにじる粗暴な強盗行為である。

 われわれは、北南鉄道・道路連結工事を妨げる米国の干渉策動を絶対に容認できない。

 軍事境界線で地雷除去作業が中断され、すでに北南間で合意された11月末の東海線臨時道路連結および12月初の金剛山モデル陸路観光が遅延したり、開城工業地区建設着工が予定通り行われない場合、米国はその全責任を負うことになる。
(朝鮮通信)

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