金剛山歌劇団釜山公演
民族芸術を継承、発展「とても驚いた」
【釜山=金潤順記者】2日から4日まで釜山市KBSホールで、金剛山歌劇団の南朝鮮公演(鰍fISCO主催)が行われた。同歌劇団の南朝鮮公演は、6.15北南共同宣言が発表された2000年12月に次ぎ2度目のこと。
公演には、釜山市の安相英市長をはじめ副市長、文化芸術課長など幹部、金温慶・釜山舞踊協会会長、鄭恵允・慶南無形文化財第21号、「惠卿・国際芸術文化院理事長、金泰均・国立国楽団企画委員(音楽評論家)、金ン魯・米軍占領釜山の地を取り戻す汎市民対策委員会代表、李ソンウ・民主主義民族統一釜山連合共同議長、市民ら約4600人が参加した。また、観客席には金剛山歌劇団員の親族の姿も見られた。 公演では混声重唱「希望の道」、舞踊「鳥のように」、チャンセナプ独奏「リョンガンキナリ」、男声独唱「願い」、舞踊「金剛山の仙女たち」などが披露され、観客席からは異国の地で暮らしても民族の心を忘れず、民族固有の伝統芸術を発展させている団員たちに温かい拍手が送られた。
安相英釜山市長は、「日本で生まれて育った同胞たちが民族の芸術を継承、発展させていることにとても驚いた。公演の演目も実に多様ですべて良かったが、中でも舞踊『鳥のように』は、日本で暮らす同胞たちの故郷に対する思いが込められていて感動した。このようなすばらしい公演をまた釜山でやってもらいたいと思う」と話した。 金剛山歌劇団の公演は、KBS、PSB(釜山放送)、釜山MBCのテレビ番組やKBS、PSB、CBS、国際放送のラジオ番組ほか、新聞、雑誌などでも取り上げられた。 釜山アジア競技大会の際に北から約700人の選手と応援団が訪れるなど、和解と交流へむけたムードが高まりつつある中での金剛山歌劇団の釜山公演は、南北そして海外同胞までもを含めた「統一」への願いを一層強いものにしたようだ。 金剛山歌劇団は今日6日、全羅北道全州市のサムソン文化会館でも公演を行う予定。 |