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「1日も早い処遇改善を」

超党派の「千葉地区日朝女性交流の会」と日本市民ら30余人、千葉初中を訪問

 超党派の議員たちで結成された「千葉地区日朝女性交流の会」(会長・千葉市議会 竹内悦子議員)が11月21日、県下の日本市民30余人とともに千葉朝鮮初中級学校を訪れた。

 まず授業を参観。熱心に学ぶ生徒たちの流暢な朝鮮語に大きな関心を寄せていた。つづいて文剛校長による学校説明会が行われ、学校の沿革、朝鮮学校の置かれた現状について詳しく説明を受けた。

 市民たちは、「聞くこと、見るものすべてが初めてで、朝鮮学校がどれだけ苦しい状況に置かれているのかを知ることができた。早く学校として認可されるべき。市民たちもこの現状を知る必要がある」と語った。

 また、同会メンバーの木田ふみよ・千葉市議会議員(日本共産党)は「これからも互いに交流を深め、一日も早く朝鮮学校に対する処遇改善を実現させていきたい」と話していた。

四日市初中で公開授業

 11月9日、四日市朝鮮初中級学校で公開授業が行われ、三重県教職員組合の青年部に所属する日本の小・中学校の教員たち約120人が参観した。参加者たちは、「朝鮮料理分科」「朝鮮将棋分科」などに分かれ、各分科別に交流を深めた。

 東員第一中学校の浅井伸子教員は、「子どもたち一人ひとりが、朝鮮に誇りを持っているという気持ちが伝わってきた」と語った。

スポーツ、学術交流提案

済州道民第2回訪北団、平壌市、開城市などを参観

 姜栄石南北協力済州道民運動本部理事長を団長とする済州道民第2回訪北団257人が、11月25日から30日まで訪北した。

 済州道民らが98年から毎年、柿とみかんを贈ってくれたことへの感謝のしるしとして、朝鮮の民族和解協議会が招請したもの。

 5月につづいて2回目となった今回の訪問では、万寿台議事堂やチュチェ思想塔、金日成総合大学、平壌産院、東明王陵、地下鉄などの平壌の主要施設を参観するとともに、遊覧船での大同江観光などを行った。

 また、開城市の高麗歴史博物館、王建王陵、恭民王陵、善竹橋などを見て回った。

 訪北初日の25日には、民族和解協議会と済州道民運動本部との間で交流・協力の拡大について話し合われた。

 姜理事長はこの席で、金永大民族和解協議会委員長に平壌市または近隣地域の高校サッカーチームを済州道に招待し、西帰浦市の済州ワールドカップ競技場で親善競技を開催することや、白頭山の天池研究所と漢拏山研究所間の相互探査および学術交流などを提案した。

「朝鮮を想定した日米共同軍事演習」

 2日付の労働新聞は、陸上自衛隊西部方面総監が、日米共同軍事演習は「侵攻とテロに対処するためのもの」「北朝鮮に対する抑止力になる」などと発言したことと関連し、論評を発表した。

 論評は、この発言は日米共同訓練が朝鮮を想定して行われた戦争演習であったことを告白したと指摘、日本反動層が言う「抑止」とは朝鮮再侵略策動を覆い隠すための詭弁に過ぎないと非難した。

 また論評は、日本が冷戦後、西部方面に自衛隊の精鋭武力を展開し、任意の時刻に朝鮮に緊急出動する万全の態勢を整えていることを想起させながら、日本の右翼反動勢力が米国の対朝鮮孤立圧殺政策に積極的に加わるなら、朝鮮もミサイル発射問題をはじめとする日本の安保上の懸念を解消することに、これ以上雅量を示す必要がないと述べた。(朝鮮通信)

金永南委員長、英国新任大使と会見

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は2日、万寿台議事堂で英国の初代駐朝大使であるデービッド・アーサー・スリン氏の信任状を受理した。崔秀憲外務次官が同席した。

 金永南委員長は信任状を受理した後、スリン新任英国大使と談話を交わした。

 また、楊亨燮副委員長は11月21日、万寿台議事堂で表敬訪問したベイエル駐朝スウェーデン新任大使と会い、談話を交わした。(朝鮮通信)

内閣、世界重量挙げ選手団のために宴会

 朝鮮内閣は、世界重量挙げ選手権大会に参加した選手団のために11月29日夕、平壌の西山ホテルで宴会を催した。

 宴会には、11月に行われた第15回世界女子重量挙げ選手権大会と第72回世界男子重量挙げ選手権(ワルシャワ)でそれぞれ優勝したリ・ソンヒ(女子53キロ級=ジャークで世界新の127.5キロをマーク)、イム・ヨンス(男子62キロ級)ら選手と関係者が招かれた。

 宴会では、朝鮮体育指導委員会の朴明哲委員長、選手団の李煕奉団長がそれぞれ演説した。(朝鮮通信)

朝鮮大使、シエラレオネ大統領に信任状

 シエラレオネのカバー大統領に11月22日、同国駐在の金京信・朝鮮新任大使が信任状を提出した。

 大統領は席上、両国が久しい前から友好・協力関係を発展させてきたことに言及しながら、シエラレオネ政府を朝鮮政府が誠心誠意支援してくれたことに深い謝意を表明した。

 そして、国の統一をめざす朝鮮の発起を支持すると述べながら、朝鮮の統一が必ず達成されるものと確信すると指摘した。

 朝ロモスクワ宣言履行のための朝鮮鉄道省とロシア鉄道省間の朝鮮東海線鉄道改造・近代化に関する覚書に従って、元山―金剛山間の鉄道構造物に対する朝ロ共同調査が3日から始まった。

 ロシア鉄道省技術調査団は11月29日、列車で豆満江駅に到着した。(朝鮮通信)

往来ニュース

 2日 朝鮮仏教徒連盟代表団(団長=黄炳俊副委員長)がマレーシアで行われる第22回世界仏教徒協会総会出席のため出発した。平壌駅で関係者が一行を見送った。
 11月29日 朝鮮労働党代表団(団長=鄭夏哲書記)がキューバ訪問のため出発した。空港で朝鮮労働党の朴容錫・中央検閲委員長と関係者、ロメロ駐朝キューバ大使が一行を見送った。
 25日 朝鮮気象水文局代表団(団長=許昌淑副局長)が中国訪問のために出発した。(朝鮮通信)

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