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26〜30日に共同着工

開城工業地区建設、北南実務接触で合意

 北南経済協力推進委員会第3回会議合意による、開城工業地区建設のための北南実務接触が6〜8日、金剛山で開かれた。

 実務接触で北と南は、開城工業地区を一日も早く建設するため、12月26日から30日までの間に共同で着工し、具体的な日時と規模、形式、方法などについては開発事業者が文書交換方法で合意するようにした。

 実務接触で北側は、開城工業地区建設着工と建設に必要な南側の準備及び参加人員と車両、機材などのために開城―P山間の臨時道路を開くようにした。

 北側は、開城工業地区建設着工前に労働、税金、起業など必要な細部の規定などを制定し、南側は建設着工と時期を合わせて電力、通信、用水などインフラ整備のために開発者と供給者間の早い協議が行えるよう積極的に協力するようにした。

 北と南は、開城工業地区運営を円滑に行うことができる制度的装備を作り上げるために工業地区の税関、検疫、通信と関連した合意書を一日も早く文書交換方法で発効させるようにした。

 北と南は、開城工業地区建設を積極的に早めていくための実務的な問題などを今後、文書交換あるいは実務接触の方法で引き続き協議していくようにした。(朝鮮通信)

北側、赤十字実務接触を南側に提案

 朝鮮中央放送によると、北南赤十字実務接触の李琴鉄北側団長は6日、李柄雄南側首席代表に次のような電話通知文を送った。

 われわれは、前回の赤十字接触で金剛山面会所の建設と関連した実務的諸問題について基本的に合意し、離散家族・親せきの面会をはじめ一連の問題について意見の一致を見たが、接触の最終局面に至って貴側の理解し難い行動によって合意書にサインできなかったことを今も残念に思っている。

 われわれはこうした立場から、来る12月15日から17日までの間に金剛山で赤十字実務接触を持つことを提案する。

 接触の場所は、現代側が運営する海上ホテルでも構わない。貴側の肯定的な呼応を期待する。(朝鮮通信)

朝鮮労働党、キューバ共産党会談

 朝鮮労働党代表団とキューバ共産党代表団間の会談が3日、ハバナで行われた。

 会談には、朝鮮側から代表団団長の鄭夏哲書記らとキューバ駐在大使、キューバ側からボルヘス思想部長など関係者が出席した。

 会談で双方は、自国の情勢について通報し合い、両党間の友好関係をさらに発展させることと、相互の関心事となる一連の問題について意見を交わした。

 また同日、朝鮮労働党代表団のために宴会が催された。(朝鮮通信)

万景台養鶏工場改造、竣工式行う

 万景台養鶏工場が改造、近代化され、その竣工式が3日、行われた。洪成南総理、「達俊国家建設監督相、金蒼植農業相、梁万吉平壌市人民委員会委員長ら関係者、建設者と工場の従業員、市内の勤労者が参加した。

 式では、朝鮮労働党中央委員会の感謝文が伝達され、工場の幹部と従業員が生産設備を管理、フル稼働させて生産を高い水準で正常化、市民が養鶏工場の恩恵を受けられるように全力を傾けるよう強調した。(朝鮮通信)

朝鮮友好、英・スペイン団体会議

 朝鮮との友好のための英国協会とスペイン朝鮮友好協会の合同会議、英国チュチェ思想・金正日同志著作研究グループとスペイン友好協会との合同会議が10月30日と11月2日、ロンドンでそれぞれ開かれた。

 会議では、朝鮮との友好・協力関係を発展させるために朝鮮に関するホームページを開設するなど、これまでに行ってきた活動が報告された。

 また、米国の朝鮮に対する核騒動に言及し、ブッシュ政権の対応を強く非難した。(朝鮮通信)

内閣官房に窓口を

戦争責任求める21のNGO、小泉首相に要請書

 戦後処理の立法を求める法律家・有識者の会(会長=土屋公献元日弁連会長)、朝鮮人強制連行真相調査団(鈴木二郎・日本人側代表)、中国人強制連行を考える会(代表=田中宏・龍谷大学教授)、太平洋戦争韓国人犠牲者遺族会(金景錫会長)など日本の戦争責任を求める内外の21団体が11月28日、戦後処理のための窓口の早期開設を求める小泉純一郎首相あての要請書を提出した。岡崎トミ子参院議員(民主党)、田嶋陽子参院議員(無所属)が福田康夫官房長官に手渡した。

 要請書で各団体は、日本の植民地支配の犠牲者である性奴隷、強制連行・強制労働、抑留、虐殺、人体実験、原爆・空襲、遺棄化学兵器などの被害者、元BC級戦犯を含む朝鮮人軍属が日本政府や企業に対して多くの訴えと請求を出していることに触れ、これらの要求に日本政府は一貫して冷たい態度で対応し、外務省、厚生労働省、総務省、法務省、内閣府など関係省庁間でたらい回しにしてきたと指摘。国際社会で名誉ある位置を占めたいと希求する憲法の精神に反する反人道的なものだったと非難した。

 さらに、今年7月以降に福田官房長官が参議院内閣委員会などで、内閣官房に戦争処理窓口の設置を検討していると発言していることに歓迎の意を表しながら、「国家間の最後の戦後処理である北朝鮮との国交正常化に向けて動きだした今こそ、個人の戦争被害への対応も誠実かつ迅速に行われなければ」と強調。年内に内閣官房に戦後処理の担当部署を設け、責任者を任命するとともに従来の消極的な姿勢を猛省し、全力で戦後処理に取り組むよう求めた。要請書を受け取った福田官房長官は、「近々、判断したい」と両議員に回答した。

「ブッシュ大統領は公式謝罪を」

米軍兵士女子中学生れき殺事件関連でろうそく集会に1万7000人

 7日夜、ソウルの光化門交差点で「米軍装甲車の犠牲になった女子中学生追悼ろうそく集会」が行われ、市民と学生ら1万7000余人が参加した。

 約4000人が集まった先月30日の最初の集会から参加者は今回、4倍以上に増加。米兵士の処罰、ブッシュ大統領の公式謝罪などを強く求めた。

 9日には、「米軍装甲車による女子中学生殺人事件汎国民対策委員会」がソウル・米大使館前で記者会見を開き、米兵士の韓国法廷での裁判、SOFA(韓米地位協定)の全面改定を韓・米両政府に促した。同日午後には青瓦台前で集会を開き、SOFAの改善運用方針撤回、ブッシュ大統領の公式謝罪を求めた。

 一方、「全国教授労組」や「民主化を目指す教授協議会」をはじめとする7教授団体も同日、米大使館前で記者会見を開き、米兵士の責任究明および処罰、SOFAの再協商などを求めた。

 また、「韓国基督青年協議会」は同日から13日まで、「SOFA改定とブッシュ大統領の直接謝罪を求める基督青年リレー断食祈祷」集会を始めた。

 先月30日から光化門ろうそく集会に参加してきたバンド「ウリナラ」は、同日から13日まで、徳寿宮前で街頭公演を行っている。

民主党議員21人、米大統領に抗議書簡

 南朝鮮のKBS放送によると、民主党のSOFA改正推進対策委員会所属議員が3日、米国大使館を訪れ、米大統領にあてた抗議書簡を大使に伝達した。

 同党議員21人が署名している書簡は、今回の事件に対するブッシュ大統領の直接謝罪、米軍の無罪判決の撤回および裁判管轄権の委譲、SOFAの改正などを求めた。

往来ニュース

 3日 中国農林水利工会代表団(団長=唐志翔・同会全国委員会主席)が平壌に到着した。
 科学院創立50周年記念行事に参加した在日本朝鮮人科学技術協会代表団(団長=黄附^会長)、在米同胞科学技術協会代表団(団長=ソン・ギレ会長)がそれぞれ出発した。空港で朴昇彩科学院副院長が一行を見送った。(朝鮮通信)

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